Scribble at 2022-03-02 15:57:09 Last modified: unmodified
冒頭で上記のように書かれているとおり、このブログ記事はいくつかのソーシャル・ブックマークで話題となったようだ。そして、何度か繰り返して submit されているので、食傷気味のユーザもいるらしい。
まず最初に、この記事も含めて多くの「短期間で外国語を習得した」と豪語する記事に言えるのは、単語の派生関係とか文法の近親性も含めて、同じ言語系統で習得した実例の大半は、僕らのように日本語の話者が英語を勉強するときの参考にならないということだ。逆に、参考になることの大半は、どういう言語の勉強であろうと、いやそれどころか数学や世界史の勉強であろうと共通するような、当たり前のことを問答無用で実行するかしないかの問題でしかないということが多い。
よって、ドイツ人がアメリカにやってきて英語を何週間で使えるようになったなんて話は、僕らにとってはどうでもいいことなのだ。それは、目黒生まれの僕が標準語を数日で(標準語としては使われない、男性が語尾に「~かしら」と言う事例を修正するといった対応をして)使えるようになったという話と同じだからである。