Scribble at 2023-05-29 23:25:46 Last modified: 2023-05-29 23:27:15

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山下氏は、大和西大寺駅の高架化による踏切解消は「必要」との認識を示しつつも、「地下化はあまり意味がない」と述べ、今年度予算に盛り込まれていた線路の移設位置を決める調査費(1億2500万円)について、執行の一時停止を指示。執行の是非を判断するため、県の担当者にヒアリングを行っている。

平城宮跡通る近鉄奈良線 移設計画に「待った」 奈良新知事

大阪でも、大阪城の南にある難波宮の史跡公園あたりは、遺構に過度な圧力を加えないように中央大通が造成されたという。タクシーに乗ったりすると(もう10年くらい前の話だが)、運転手があの公園あたりに来ると「お客さん、ここって、なんでこんな風に高架になってるか、知ってはります?」みたいなことを、元考古学少年に質問したりするので、たいていはわざと知らないふりをして驚いて見せたりする。営業マンの基本テクニックだろう(営業職じゃないけど)。

で、遺跡の真ん中を鉄道が通っているのを何とかしたいということらしいが、僕は反対だ。寧ろ平城宮跡の付近を走行する車両から当時の様子を眺められるようなアトラクション風の建設でもした方が保存する意味を説明できるだろう。正直、右翼に文句を言われるわけでもないなら、いちいち遺跡なんて迂回していたら日本は線路を通せるところが海か川の中か山岳地帯くらいになってしまう。

どうしても遺跡の上を通したくないなら、遺跡よりもはるかに深い地下にトンネルを通せばいいのではないか。

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