Scribble at 2021-05-15 08:03:12 Last modified: 2021-05-16 02:20:13

NHK 朝の連続テレビ小説(朝ドラ)を自分から観ようと思って観たのは、確か『春よ、来い』の頃からだった。高校時代までは、朝の8時前後なんて登校している途中だから観られるわけもない。せいぜい時計の代わりに流していたのは『ズームイン!!朝!』で、ネトウヨになる前の辛坊治郎が関西のレポーターをやっていたのを眺めながら家を出ていた。(改めて『ズームイン!!朝!』について調べてみると、麹町にあった当時のスタジオはビルごと解体されて跡形もなくなっているという。)この、というか昔のテレビ番組はメチャクチャだったな。確か、長嶋監督が解任されたとか怒って、総合司会の徳光和夫が読売新聞や報知新聞の不買運動を叫んでたっけ。21世紀になっても朝日新聞を売国だと叫んでるどこかのテレビ局の構成作家みたいだ。ただ、日本テレビの番組で司会者が巨人を応援するのは分かるが、読売テレビのアナウンサーが地元贔屓のポーズで阪神ファンを名乗り、徳光和夫と嫌味を言い合ってる方が奇妙な感じはした。いまだに誤解している人が多いのだが、阪神タイガースは大阪の球団ではないし、大阪にはもともと阪神ファンよりも巨人ファンの方が多いのだ。

いや、『ズームイン!!朝!』ではなく朝ドラの話である。第52作目の『春よ、来い』(1994年~1995年)あたりから観るようになって、必ずしもずっと観てきたわけでもない。実際、『ひまわり』(1996年)、『ふたりっ子』(1996年)、『あぐり』(1997年)と観ていたが、それから暫く観なくなり、再び観るようになったのは『ウェルかめ』(2009年)の公式サイトを会社で制作・運営するようになってからだ(僕はコーディングの手伝いをするていどだが、重要な更新があれば管理職として残ったりしていた。なにせ、NHK のサイトは日付が変わるタイミングに手動でコンテンツを更新するのが当たり前だからだ)。それからは、昨日で最終回を迎えた『おちょやん』(2021年)まで欠かさず観るようになった。朝ドラが終わる8時15分に家を出て出勤するという習慣のせいだ。もう現在は出勤そのものを殆どしていないが(今年の4月から就業規則が更新されて1週間に1度だけ出社すればいいことになったし、現今の緊急事態宣言下では出社の必要が無い限り全く出社しなくてもいいことになっている)、10年以上も習慣として続けると定着してしまうものである。

ちなみに『おちょやん』だが、喜劇俳優を主人公としていた割に、劇中劇の全てがオモロないという特異な作品だった。何も松竹新喜劇が吉本新喜劇とは違って人情劇だからではない。藤山寛美がいた頃は中継番組を観ていて、もっと面白かった筈だからだ。それでも、初期の頃はこんなものだったのだろうか。

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