Scribble at 2022-05-31 12:11:26 Last modified: 2022-05-31 13:00:47

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私なりの言葉で言えば、日本人が家族や会社、学校、となり近所といった身近な人でつくる「世間」しか意識せずに生きていることが大きいと思います。

鴻上尚史さんが見た「マスクと日本人」 感染対策とは別の新たな役割

このところ、上記のとおり朝日新聞から産経新聞にいたるまで、つまり左から右まで一斉に「マスクは同調圧力の無意味な政策だった」と大合唱を始めてるんだよね(いつものように、一部の少数意見を特別に取り上げましたという体裁だが、実はこれを社説で取り上げたいくらいなのだ)。マスクの効果を下らないシミュレーションの結果までいちいち報道して、マスクしろってずっと広報していた張本人たちが。これを見てもわかるように、マスコミというのは原則として自分たちのやってる報道というものに(たぶん報道という仕事が生まれたときから何百年と)何の自覚もなければ責任もとらない、それこそ日本についてよく言われる「無責任集団」の典型だ。そして、こういうものに文字通り〈左右されて〉Twitter とかで吠えている安物右翼やインチキ左翼とかも同罪と言っていい。

社会科学の学識どころか社会経験すら怪しい芸能関係者や文化人に適当なお喋りをさせて聞き書きしてる暇があったら、それこそ自分たちで世界中の公衆衛生の調査結果をサーベイして自主的に結論を出すくらいのコストと人手と時間を使うのが、ジャーナリズムというものだろう。日銭を稼ぐクズみたいな落書きや、しょせんは記者クラブなんてところで自動的に官僚や政府から押し頂く「ソース」をもとにコピペで政局を語るような手抜きで、それが報道か。

ちなみに僕は僕の見識で言うが、公衆衛生の理屈から言ってマスクの着用が一定の効果をもったことは事実であり、マスクの着用を政策として求めるのは、「公衆」衛生という観点で言えば当然のことである。これを自分の都合が悪い時だけ「自由主義に反する」だの何のと、イデオロギーというスケベ根性だけをものを言っているようなリバタリアンと一緒に吠えてる連中は、はっきり言えば公衆衛生上のテロリストだ。

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