Scribble at 2025-03-08 13:27:12 Last modified: 2025-03-08 14:01:17
NVIDIA GeForce RTX 5070 12 GB がリリースされたので、これをもとにカスタマイズしたマシンを組んでみた。他にも、システム・ドライブの SSD を 1 TB に変更し、メモリを 32 GB に増やしたり、グリスの種類を変えた。これで、締めて28万円ていどとなる。ちょっとこれでは、いくらインフレだからといっても厳しい予算だな。当初は毎月1万円の返済で24ヶ月つまり2年で完済するていどの予算としていたので、せいぜい25万円弱というのが予算だった。正直、たいていの中小零細企業なんてインフレだからといって給料が上がるわけではないのだから(インフレに比例して営業利益が増えるわけでもない限り、給料を上げる理由なんてない)、勝手に高くなった商品を唯々諾々と買う馬鹿はいない。そもそも、いま使ってるマシンだって故障しない限りは、まだ現役だ。Stable Diffusion だって動くし、オンライン・ゲームすらできる。
ということで、まだ買い替えの夏頃までは様子を見るが、場合によっては Radeon を積んだマシンにするかもしれない。このたび購入するのは、ほぼ生成 AI に使うマシンなので、Stable Diffusion 3.5 などが使えたらいいので、Adobe のアプリケーションやゲームの動作なんてどうだっていいからだ。ただ、ドスパラについては、Radeon を積んだマシンのラインナップが非常に貧弱で、あまり選択肢がない。たぶん部品の組み合わせをテストする余裕を GeForce ほどもっていないのだろう。なので、Radeon を積んだマシンにするなら、ドスパラ以外で購入する可能性もある。なお、パソコン工房のサイトで Radeon RX 9070 16GB GDDR6 を積んだマシンで同じ程度のスペックにしてみたら、結局はこれも28万円弱になった。それもそのはずで、RX 9070 は RTX 5070 をベンチマークの対象にしているらしいからだ。でも、それだと Radeon の方が安いという印象はぜんぜんなくなってしまう。同じ価格なら Radeon をわざわざ選ぶまでの理由に乏しい。
それはそうと、周辺機器の性能について比較記事をいくつかのメディアで眺めていたのだが、Impress の PC Watch というサイトの記事は、どう考えてもわざと分かりにくくしてメーカーに忖度しているようにしか思えないんだよね。常に個々の機器のスペックを単独でグラフにしてて、競合機器のグラフを決して並べて表示しないという頑なな編集方針を取っているようだ。昔の『月刊ASCII』とかなら考えられないようなメディア側のへりくだりようで、それだけこの手のメディアは競争が激しくて情報の提供元から切られたら取材が不能となって事業継続不能となるのだろう。要するに、最近のパソコン記事の編集者なんてのは、自力で機器を手に入れて解析する技術力がない、資料集めのバイトが正社員になっただけということなのだろう。