Scribble at 2020-07-28 10:47:47 Last modified: unmodified

フロント・ページを新しくしたついでに、カテゴリーを二つ追加した。

一つは以前からコンテンツを公開しようと思っていた "Business and economics" だ。要するに、経営本の書評とか組織論のエッセイとか、あるいは会社でレポートとして作成した文章を更に展開したり煮詰めたり、業務で実際に応用してみた成果などを書いておきたい。特に経営書の論評は、ブログ記事などを見ているとロクなものがないし、議論の質が低すぎる。学生や若手起業家の「お勉強ノート」や、ロートルのコンサルが適当な記憶だけで書いてる雑な印象批評か、あるいは「アフィカス」と呼ばれているクズみたいな要約が大半を占めていて、まじめな話として仕事をする上での参考になるものなど殆どないと思う。それこそ、そんなものを10本読む暇があったら自分で時間をかけて本を通読する方が絶対にいいのだが、しかしこの手の本は大量にあり、そして個々の論点では参考になるものも多いのだけれど、どれを読めばいいかは確かに迷うほどだ。すると、せめて自分が読んだ範囲で適切なアドバイスなり感想を述べたり、中身の一部をどのように実際の仕事に活かしてみたのかといったことを書く人が増えない限り、ガキの読書感想文やアフィカスなんて何億あっても何の役にも立たない。もちろん、僕が《有能》だからまともな記事を書こうと言っているわけでもないし、そんなことができるかどうかは知らない。しかし、少なくとも従来のクズみたいな大量の記事とは段違いの内容を提供できるくらいの、理屈と、それから経験からの自信はある。

そして、もう一つだけ追加したカテゴリーが "Music and sound" だ。音の方はひとまず音楽だけに限らないという意味で追加してあるのだが、たぶんこれから追加してゆく記事は大半が音楽、しかもクラシックの記事になるだろう。もともと、いま公開している「クラシック音楽を知る話」という記事を書くよりも何年も前に公開の準備を始めたページがあって、それは僕が雑誌の編集者をしていた頃にガラ・コンサートを取材させてもらった「カザルス・ホール」という施設の話である。それから紆余曲折があって、もう現在は公には使われていない施設なのだが、当時は皇族も訪れていたし、日大の措置に反対して国内の音楽関係者が存続を求める会を作ったりしたものなのだが、いつしか立ち消えになってしまった。そういう経緯の施設なのだけれど、カザルス当人の話題も含めて、僕が手元に置いている幾つかの資料も使って、こういう施設があったということくらいはページとして残しておきたい。もとより、カザルスという音楽家の名前すら、既にクラシックのマニアを除けば知られていないのだし、カザルスの紹介も兼ねてページを作成している。

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