Scribble at 2024-01-18 20:59:27 Last modified: unmodified

かいつまんで言えば、リモート・ワークに適している産業ドメインと、適していない産業ドメインとでは、生産性に違いがないという。つまり、リモート・ワークに適しているとされるような産業でリモート・ワークを止めようと、生産性が落ちるわけではないという推論が成り立つ。よって、このところ多くの企業でオフィスに戻す政策を進めたり、それどころか「戻るか、死か」という判断を求めたりしているのかもしれない。ただ、「戻るか、死か」はテック企業の人減らしというもう一つのトレンドと切り離して考えないと、制度を戻す必要がない場合でも自主的に退職する人を炙り出す手法として使われているような気もする。

それに、この記事が同じく指摘するように、リモート・ワークに適している産業ドメインというものは現にあるのだから、その流れを止めることはできないだろう。もちろん弊社も、同じ場所にいないといけないような事業ではないので（そもそも自社サービス・サイトの開発ベンダーが離れているし、サーバもクラウドだ）、いま導入したリモート・ワークの制度を寂しいだの対面がどうのというセンチメンタリズムだけで元に戻すのは不可能だろうと思う。