Scribble at 2023-04-24 18:58:38 Last modified: 2023-04-26 09:55:20

本日は風呂で髭を剃った。ここ最近は用意の仕方を少し変えている。

まず、PRORASO のシェーヴィング・クリームは、気温が上がってきたからなのかチューブを押して出る量が増えたので、1回の押出だけで済ませている。あまり少ないと粘度が上がり過ぎるわけだが、僕は髭が薄い方だし、最低でも二日おきに剃っているからソープの量は少なめでも済む。そして、これまでは風呂の外では給湯ポットからワン・プッシュだけ湯を少なめに出していたのだが(それでも十分な量の泡が作れる)、これまでの水分量だと粘度が高いと思ったので、風呂で多めに湯を使ってみた。いつもと比べて倍くらいの量だったが、泡もきれいに細かく作れているし、粘度も思ったより強くない。これからはもう少し水分量を増やそうと思う。ただ、多すぎるとシャボン玉のようになってしまうし顔に載せても潰れるのが速くて、それだけ水分も速く失われてしまうため、幾らでも増やせばいいものでもない。

そして、今回から SR で剃ったあとのサポートはカートリッジ式の安全カミソリだけとした。替刃式のストレート(何度も言っておくが、僕はこれを "shavette" と呼んでいない)に頼るほどの明らかな剃り残しが無くなってきたからだ。言っておくが、使っている SR は自分で(YouTube のマニアや研ぎ師の研ぎ動画とは違うやり方で)研いで切れ刃を作った Gold Dollar 100 だ。もちろん、使い始めて数ヶ月の素人がまともな切れ刃を作れるわけがなく、まだまだ成長するべき点がある。ATG だと剃れるが、WTG では殆ど剃れていないため、剃刀を当てる回数が増えてしまって肌が傷んでいるからだ。実際、替刃式のストレートで剃っていたときは髭剃りの後に使っていた Lucido のアフター・シェーブ・ローションが全く何も刺激を感じなかったのに、いまは少しヒリヒリする。これは、明らかに剃刀を当てる強さが大きくて当てる回数も多すぎるからだ。剃れて来ているという用具の運用という点では前進しているが、スキン・ケアという髭剃り本来の目的においては後退である(もちろん、髭剃りはスキン・ケアが目的である)。

ということなので、用具については ATG までやれば剃れる SR を使えるようになったので、後は当てる強さや回数や角度や速さなどを色々と変えてみて、僕の顔の形状なり肌の質なり髭の伸び方なりに適した剃り方を追求することである。そして、なかなか髭剃りとか用具については普及しない色々な知恵や技能を得て提案したり公表したいというていどの意欲はある。

でも、たまに理容師に剃ってもらう機会があるにせよ、それから身体に障害があれば難しいことだが、たいていの場合に髭を剃るのは自分自身である。僕は僕自身についての実例を示すことはできるが、あなたの代わりにあなたの骨格や皮膚や髭を調べることはできないし、はっきり言ってあなたの髭や髭剃りなんて、こっちは知ったことではないのである。これは、僕がこれから制作しようと思っている科学哲学の概説書についても言えることだ。結局、哲学することや科学哲学という分野の成果が自分にとって有益で価値があるかどうかは、自分で予想したり見定める他にないのである。われわれ哲学者は、自分にとって意味があると思うことをやるだけであって、それがあなたに役立つかどうかなんて、実は知ったことではないのだ。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook