Scribble at 2023-03-22 10:42:27 Last modified: 2023-03-22 12:01:01

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ユニボール ワン

先日の日曜日に図書館へ行った帰路でクリスタ長堀の Book 1st に立ち寄った。例の、『Newsweek 日本版』を買っただけでなく、実際には新発売のボール・ペンを2本買っている。その一つが、上記の「ユニボール・ワン」という商品だ。黒が濃くなったという触れ込みで、店頭にもそういうキャッチ・フレーズの貼り紙があった。でも、帰ってきてから調べ直したら、これはボディが黒の商品はないんじゃないか。ひょっとして店頭へ並べる際に、他のユニボール系のボール・ペンと間違えたんじゃないかと思う。試しに何度か書いてみたけれど、10文字ていど書いただけで、とてもゲル・インクとは思えないインクの擦れ方がする。

なお、愛用している Signo 307 の替え芯は、なんだかんだ言っても Book 1st へ行くたびに補充されているので、いまでも製造されているのだろう。YouTube でも、勉強するノートを付けるのに適していると、わざわざ Signo 307 を薦めている人物がいるくらいなので、一定の売り上げがあるのではないか。

さて一緒に買ったもう一本も、インクが濃くなったと宣伝されている「SARASA R」だ。こちらは、かつて愛用していただけあって、最初のロットはインクの出方もいいし色もしっかり出ている。これがレギュラーの商品となって数を捌かなくてはいけなくなると、品質が急に落ちるんだよね。インクの出方が酷くなってウンザリさせられてからは、もう "SARASA" と名の付くペンは全く買わなくなったのだが、新商品はそれなりに書き味がいい。でも、たぶんそのうちまた品質が急に劣化するので、これを愛用するつもりはない。

こう考えると、万年筆を何十年も愛用する人の考えも分かるのだけれど、しかし万年筆の場合はインクの品質が変わるという問題を避けては通れない。たとえば僕が使っていたモンブランの blue black という伝統的な色のインクも、昔とは違って時間が経過しても色が沈着して真っ黒になり耐水性が出るなんて性質はなくなってしまったらしい。あと、僕はここ最近の文具店に出回っている「堂島」だの「三宮」だのと地名が付いたオリジナルのブレンド・インクは、はっきり言って継続性がないので使う気がしない。Zippo のライターや DOVO の剃刀などと同じく、一度買えば最低でも10年くらいは使えるものでなければ、生活の道具とは言えない。

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