Scribble at 2024-08-20 14:05:38 Last modified: 2024-08-21 09:48:47
NHKによると、このスタッフはNHKの関連団体が業務委託契約を結んでいる中国籍の40代男性で、平成14年から日本語のニュース原稿を中国語に翻訳してラジオで読み上げる業務を担当していた。NHKは関連団体を通じて男性に厳重に抗議し、関連団体は男性との契約を解除する方針。
まず、色々なことが言えるんだけど、NHK についてはとにかく最近は外注への丸投げが商慣行としても番組制作の方針としても固まってきているらしい。NHK で自律して制作されている番組というのは、どんどん減っている。その理由は、簡単に言えば社内だけで制作すると固定費(人件費)がかかりすぎるからだ。一定の品質で番組を作ろうとすると、当たり前だが膨大な労力や時間やコストがかかる。NHK の職員なんて、昔の番組制作のスタッフは、民放や電通の社員と変わらないくらいのメチャクチャな働き方をしていたわけで、いまとなっては組合の方針から言っても通用しないであろうし、仮に働かせられたとしても残業代がかかりすぎて AD が地方放送局の局長クラス(1,500万円くらい)と同じ年収になりかねない。もちろん裁量労働と称して残業代を出さなければ、端的に言って違法であろう(AD に仕事の割り振りの裁量権なんてないからだ)。
それから次に、僕はどの土地が「本来は」どの国の領土であるかなんて、そんなことは外交上の bullshit としてしか役に立たない議論であって、そういう思考が集団どうしの(もしかすると不必要な)紛争の原因になると思う。だいたい、科学として考えても土地なんて地質学的なスケールで言えば変化しているわけである。いま「日本」と呼ばれている島(地表にある薄い地殻層)も、地下の硬い地殻がもっと地下にあるマントルよりも比重が大きくなって沈み込むことで、一緒に沈んでしまうと考えられている。つまり、そのうち日本の陸地は沈没して消失してしまうのである。伝統だ文化だ民族だ、などと茶飲み話を続けているうちに、住む土地など消えてしまうのだ。そして、住む土地があろうと、人の集団は昔から「自足的な」範囲がなんであるかを理解していないがゆえに、領土の確保だけでなく拡張において周囲と争い続けてきた。それは、つまるところ更に豊かになるためであって、それは現代においても「豊か」さの基準は同じままであるから、将来も結局は同じ理由で人類の集団は争い続けるであろう。そういう現状に、呆れるだけである。