Scribble at 2020-08-02 13:13:20 Last modified: 2020-08-02 13:18:02

アマゾンのサイトをぼんやり眺めていてフッタを見ると、AWS や Audible があるのはいいとして、"Book Depository" というサービスがあるのを見つけた。サイトを表示すると、アマゾンのサービスらしいがアカウントは連携していないらしく、改めてユーザ登録する必要があるらしい。ウィキペディアで調べると、元アマゾンの従業員が興した書籍販売サイトだったが、結局は2011年にアマゾンに買収されたという。書籍販売で起業したサイトに書籍販売のサイトが買収されたわけだから、商流なりサイトの UI なりデータの管理方法なり、吸収できるものを吸収したら（役員や従業員の有能な一部を除いて）吐き出すのが M&A というものだが、どうやらそういうわけでもなく、いまだに独立した EC サイトとして運営されているらしい。しかも、アマゾンではサポートしていない PayPal での決済に対応しているという。

少し中身をいろいろと物色している最中だが、もちろんイギリスの EC サイトなので日本語の本は扱っていない（もちろん、それでいい）。それから、値段はさほどアマゾン本家と変わらないのだが、こちらは送料が無料なので、それなりにお買い得な場合もあると思う。ただ、ユーザの評価に Goodreads のデータを丸ごと使っているくせに、Goodreads へのリンクもなければ Goodreads のレビューも掲載されていないので、まったくスコアしか出ておらず、この辺りはアマゾンのカスタマー・レビューよりも更に信頼しかねるクズと言っていい。（根拠のない単なるリテラル数値なんて、誰が評価として信用するものか。それゆえ、僕は投票というもの全般についても大して信用はしていない。）

それから、これはアマゾンと中途半端に連携しているのか、アマゾンで販売されている independent publishing の「出版物」つまり 自費出版の書籍も扱っていて、はっきり言うと歩留まり率がアマゾンに迫る低さだ（いまのところ、例のメモ帳スパムは見かけないので、まだアマゾンよりもマシというていど）。