Scribble at 2024-04-11 12:19:27 Last modified: 2024-04-11 12:20:04
2023年度のチューリング賞を受けたヴィグダートンは、僕が PHILSCI.INFO の方で取り上げたいと思っている randomness についても数多くの業績を出していて、受賞はまことにもっともなことだと思う。情報セキュリティ大学院大学が上場企業や官公庁の「なかよし」たちを内輪褒めとして表彰しているような「情報セキュリティ文化賞」なんていうクズみたいなものとは違って、チューリング賞は真に情報科学を進展させた人物に贈られるからだ。日本のアワードというのは、残念ながら恩師である竹尾先生が選考委員の一人だった京都賞ですら、単なるご褒美みたいな体裁になっていて、はっきり言って権威が全く無い。これでは札束で海外から有名人を呼び出して講演させているだけにしかなるまい。