Scribble at 2023-06-14 11:43:31 Last modified: 2023-06-15 15:04:33

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A system to organise projects

Hacker News では賛否両論あるけれど、ともかく話題にして議論しているだけでもいい。そもそも、大多数のサラリーマンだろうと自営業者だろうと主婦や学生だろうと、ものを整理整頓したりフォルダを管理するなんてことを実物であれヴァーチャルなデータであれやるものだろうから、本当ならもっと広く話題になって議論されてもいい。ところが、この手の話題は一向に進まない。いまでこそ企業の文書を電子化していく法令が整いつつあるけれど、それ以前の問題として(たとえコンピュータがこの世になかったとしても)物品を整理したり分類して管理する方法というのは、会社であれ町の消防団であれ話題になってしかるべきだった。

上記のブログ記事の筆者は、どういうわけかものごとを10個ずつに分類していくなんていう奇妙な(たかだか人の指の数と同じというだけの)方針を採用しているようだが、もちろん僕は反対だ。10個なんて数字に何の根拠もないからである。確かに幾つに分類したらベストなのかを最初から分かる保証はないけれど、だからといって、暫定で10と決めたにしてもイージーすぎる。そして、その逆にタグを振るだけでいいなんて言う人もいるにはいるけれど、たとえばブログ記事にタグを割り当てている人ならご承知のとおり、タグはどんどん増えていくので、どういうタグで検索すれば目当ての話題を集めたり引き当てられるのかという予備知識がない限りは意味がなくなる(知りたい単語でおもむろに全文検索するのと変わらない)。たとえば、僕が或る記事に「overdetermination」というタグを割り当てたとして、ではこのタグで記事を調べる人が本当にいるのかということである(overdetermination という専門用語を知っていない限り、誰も使わない)。

いずれにせよ、こういう分類や整理という話題は、単に企業のオフィスのファイリングというだけではなく、スーパー・マーケットの商品配列だとか博物館の内装設計など、色々な分野に関わりがある。ガチで取り組んだら素晴らしい成果になると思うし、きちんとした体系的な成果になれば、それこそビジネス本をアホみたいに出版してるところから幾らでも本として出せるはずだ。

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