Scribble at 2025-07-01 23:04:08 Last modified: 2025-07-01 23:06:48
この記事って最初から最後まで何度も「カンニング」という言葉を使ってるけど、僕に言わせれば「カンニング」に相当するのは、授業で先生の質問に代行して答えることくらいだろうと思う。それ以外は英語の "cheat"(インチキ)だから露悪的な表現を使ってるのは分かるけど、他の事例も別に深刻なことではないと思うね。この会社の創業者はバイラル・マーケティングを研究したらしいので、実際にはありきたりな応用でしかないことを奇抜なサービスであるかのように錯覚させられているんじゃないのかね。
特に営業とかヘルプデスクなんてのは、もともとサービスや商品を提供したり製造している会社が担うべきことを、もともと昔から営業・販売(アウトバウンド)代理業とか、ヘルプデスク(インバウンド)代理業といった会社に丸投げしてきたわけだよね。それを AI で置き換えたところで、その会社の杜撰さが見込み客や利用者に対して変わるわけじゃないだろう。もともと大半の会社は、カスタマーに対してはインチキをやってきたのだ。AI で営業やヘルプデスクを代行させたところで、いまさら初めて不誠実な真似を始めたことになるわけでもあるまい。
ていうか、ヘルプデスクとかは僕も随分とインド人の聞き取りにくい妙な英語に悩まされてきた経験があるので、生成 AI が発音する英語の方が聞き取りやすくて好感がもてるんだよね。もちろん人種差別の意図はない。単にインドでヘルプデスクの仕事なんかやってる人は、総じて英語のまともな教育を受けていなくて正しい発音を学んだり訓練したり日常生活で使う経験がないだけのことだ。