Scribble at 2021-06-22 09:46:21 Last modified: 2021-06-22 09:55:52

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Systray Play is a free MP3 reader.

Created in 2000 by Youri Stous ( Yaroslavl, Russia ), this MP3 reader began to talk about himself.

Continued in 2001 by Mickaël Sebire ( Lyon, France ), Systray Play has changed and change again.

SystrayPlay

STP (Systray Play) という、Windows 用のコンパクトな MP3 プレイヤーがある。上記のとおり、もともとロシアのユーリ・スタウスが開発して公開していたものを、後からフランスのミケール・セバインがバージョン2として引き継いで、2010年まで手を加えていたらしい。僕はユーリが公開していた旧バージョンをたまに使っていたので(もちろん、音楽を聴くときは今でも Winamp を使う方が多い)、久しぶりに調べ直してみると、上記のように開発を引き継いでいた人がいたと知ったわけである。

このバージョン2は、メイン・メニューの "skin" 機能だとか幾つかのアップデートを加えられているのだけれど、こういう UI に関わる機能は Win32API の仕様が変わると UI として正しく表示されなくなったりレスポンスしなくなるリスクがあるので、これは従来から Windows 用の互換シェルについても言ってきたことだけれど、UI のカスタマイズは継続的なフォロー・アップができないなら軽率にあれこれと変更できるような仕組みにしない方がいい。もちろん、この STP2 もディフォールトでは表示に問題はないけれど、"skin" の設定を変更するとメイン・メニューの項目が見えなくなる問題が起きる。しかし、既にバージョン2も開発が止まっているため、これはソース・コードが公開されているから自分で修正してビルドしなおすか、ディフォールトの UI を使い続ける他にない。

なお、肝心の音楽再生や MP3 ファイルのコントロールだが、Winamp についても同じく、僕は大して音質については気にしていない。自分が元音楽雑誌の編集者だった話をここでも書くことがあるため、音質の良し悪しに拘る人物であると思われるかもしれないが、僕は音楽は聴いて何かを感じればそれでいいと思っていて、工場内の騒音が響き渡る中で聴こうと、あるいは専用の鑑賞室で高価なコンポを組んで聴こうと、結局のところ音楽を聴く意味は同じところへ収斂する筈だと信ずる。だいたい、雑音が皆無の環境など物理的にありえないし、ヒトの聴覚には限界があって、幾らでも小さな音を聴けたり、あるいは幾らでも小さな音程の違いを聴き分けたりはできないものだ。寧ろ、多少の騒音なり雑音があるくらいで曲や歌が表す何かを感じ取れない方が聴き手として何かが欠けていると言えるだろう。なので、もちろんイヤフォンで聴いたりしたときとは随分と聴いている印象は違うのだが(ぜんぜん聴き取れない楽器の音もある)、それはそれで仕方のないことだと思う。

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