Scribble at 2023-01-22 16:30:26 Last modified: 2023-01-23 09:28:38

添付画像

日本剃刀の刃の状態を数回使った後X15倍のルーペでチェックしたら、一箇所刃こぼれがありました。念のため中国製のデジタル顕微鏡の「PlumRiver デジタル顕微鏡 デジタルマイクロスコープ 最大倍率 300倍〜500倍」で撮影してみましたが、結構ちゃんと写りご覧のように明らかに刃こぼれがあるのを確認できます。

日本剃刀を研ぐ(刃こぼれ修正)

皮砥や砥石も含めて個人としては異様なコレクションの人物が公開している記事だ。実際に使ってる感想などは参考になることが多く(*)、デジタル顕微鏡まで持ってて検査してるのかと驚かされる。僕も替刃の形状とか薄さとかを測ってみたいと思っていたので、試しにアマゾンで調べてみたら驚いた。電子顕微鏡でも簡単なものなら数千円で買える。厚みの測定器も5,000円前後である。

ともあれ、ストレート・レイザーや研磨といった話題については、上記のブログから多くを学べるため、やはりそっちは既にたくさんのコレクターやファンがいることから手を出さないでおこうと思う。僕はあくまでも daily usage のチープな髭剃りスタイルとして替刃式の直刃剃刀という話題だけにしておく。もちろんストレート・レイザーで剃ってみたいし1本くらい持っておきたいという願望はあるため、Etsy で送料を含めて5,000円くらいのビンテージは物色しているけれど、まぁ今年中に買うかどうか決めたい。いまのところ、これというものがない。圧倒的に多い旧ソ連のものも良いとは思うけれど、なんでこんなに出回っているのかという産業史的な背景がオンラインの検索だけでは明確に分からないため、昨今のロシアの一件で手放してる人が多いだけではないかという気がしないでもないからだ。

(*) なお、文化僻地特有のマックス・ウェーバー論争(羽入-折原論争とも言われる)に関連して論考を掲載してもらい、学者に評価してもらったとか書いておられるが、ご自身で言われているほど調査能力はないと思う。The Art of Shaving みたいなコピー本を掴まされてるのが理由だ。その本は、もともとは Shaving Made Easy という1905年に出版された通信教育用の教材で、既にパブリック・ドメインになっていて、買うようなものではない。

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