Scribble at 2023-09-12 23:20:20 Last modified: 2023-09-12 23:23:03

添付画像

何度か書いたことはあるが、僕はこの手の資格があっていいし、こういう資格を取得するための勉強というものには、或る程度の体系的で偏りの少ない知識を得るという、かなり有効な効用があると思っている。実際、僕もそういう体系的な勉強を兼ねて PHP の資格試験の勉強をしたつもりだ。そして、いまとなっては Zend Certified Engineer なんて資格は、知ってる人のほうが少ないだろうと思うが(そもそも日本の団体が独自に実施してる資格すら知らない人は多いだろう)、こういう資格を得るための勉強を一通りやったうえで20年くらいの実務経験があるからこそ、僕は特に何をてらうわけでもなく「PHP のプロフェッショナルだ」と自称しているわけである。ちなみに嫌味でもなんでもなく英語の試験で合格したのだが、文句あるかね。

だが、せっかくこういう資格を取っていても社内で昇進の条件にしたり、あるいは総務省案件で入札用の「ヘッドカウント」の役にしか立たないのでは、えらく勿体ない話ではある。上記のようなセミナーに出てくる人々は有資格者であるばかりか、人前で何か話すべき仕事もしているのであろうから、せめて何か公にものを書いてはどうかと思うね。アメリカだと CISSP の有資格者はブログ記事だろうとメディアの記事だろうと色々なところで意見なり持論を述べているけれど、日本の有資格者で有名な(もちろん、僕ら情報セキュリティの実務家にとっての有名人だが)ブロガーとか一人でもいるか? こう考えると、この手の有資格者も、たぶん情報セキュリティ大学院大学などと同じく、自分自身の知識や経験やスキルに関するアンチ・ディスクロージャ派なのであろうか(棒読み)。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook