2018年04月17日に初出の投稿

Last modified: 2018-04-17

有名だけど殆どの人が実は読んでない本というのは、色々あるのだろう。かつて『誰も読まなかったコペルニクス』という本を読んだけれど、その本によれば、実際には多くの人がコペルニクスの著作を読んで私蔵もしていたらしい。それはそれでよいことだが、『ゲーデル・エッシャー・バッハ』などはどうだろうか。数学基礎論に関する通俗書では必ずと言ってよいほど推薦書として挙がっているものの、それなりに分量のある著作の割には、その中に数多く展開されている論点を拾い上げて議論している書評というものを、ついぞ見たことがない。たぶん、例の編集工学おじさんにすら及ばない、本当に読んだのかどうかも怪しい薄っぺらい感想文が、それこそ大量にばら撒かれているだけだ。だいたい、あの本の多くの部分がアキレスと亀の対話編になっていることすら知らないで書いているような印象があるので、恐らくは読んでいないのだと思う。

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