Scribble at 2025-10-05 21:19:52 Last modified: 2025-10-05 21:53:47

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主人公は有能といわれているのだが、その有能感は主人公以外を無能にすることで成り立たせている。

予算少なめ、転生抜き、強制完結で「魔王軍最強の魔術師は人間だった」レビュー

この作品、実は僕も観たんだよね。還暦近い人間が観るようなものかと思うだろうが、暇潰しにはちょうどいい。40年前の高校生が赤川次郎の小説を読んでいたのと似たような暇潰し感だろうと想う。そして、僕も上に引用しているレビューと全く似た感想を持った。

正直、中学生の頃から Avalon Hill や SPI や GDW の軍事シミュレーション・ゲームをプレイしていたような僕らにしてみれば、このアニメには軍略というものが殆どないと言える。あるのは誰でも想像できる予想と、場当たり的なパワー・プレイだけだ。また、レビューが強く指摘しているように、意味もなく火縄銃に拘っていながら、それの効果的な運用が全くできていない。自分自身で遠距離からの攻撃こそ戦局をリードする有効な一手だと言っておきながら、敵軍が壁をよじ登ったり壁を壊して侵入してくるまで、一度も火縄銃を使わないという意味の分からない作戦だ。

ただ、レビュアーは主人公である魔術師(織田信長の転生者らしい)の防衛戦を、鉄砲を使ったというだけで「長篠の戦い」になぞらえているが、長篠の戦いでは鉄砲だけではなく織田軍の方が倍の数で武田軍を圧倒していたのであって、史実になぞらえて批評するにも中途半端だと思う。史実との異同なんてどうでもいいのであり、やはり軍師や最高司令官としての純粋な軍略を評価するべきだろう。

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