Scribble at 2023-12-09 11:23:19 Last modified: unmodified

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ニチレイフーズの調査では唐揚げは「好きなおかず」で4年連続1位になるなど、唐揚げメニュー自体の人気は依然根強い。ポストコロナで外食需要が回復するなど競争も激化するなか、「揚げたて」以外の付加価値が提供できない専門店で淘汰が進むとみられる。

「コンビニ唐揚げ」も競合に 唐揚げ店の倒産急増、前年の7倍

唐揚げ専門店というのは、だいたい平成の後半になって町中でも見かけるようになった。その代表が「ジョニーの唐揚げ」で、たぶん二回くらいは食べたことがあると思う。他にも幾つかの店舗を自宅の周辺(とは言え半径 3km くらいの規模だが)で見かけているけれど、数が増えているようには思わないし、だいたい後からできた店舗は1年も経たずに見かけなくなる。確か、空堀商店街にも妙なパウダーがかかってる味付けの唐揚げ屋ができたのを覚えていて、試しに一度だけ買い食いしたことがあるけれど、すぐになくなったようだ。

まず第一に言わせてもらうと、揚げ方を間違えない限り唐揚げの味なんて実際には大差ない。経営会議の後に懇親会で足を向ける北新地の高級居酒屋だろうと、自宅で連れ合いに作ってもらうのであろうと、あるいは町中で販売されているものであろうと、いやケンタッキーフライドチキンだろうと、味付けは色々と違っていても、そんなに大きな優劣は感じない。ということはつまり、自宅で連れ合いに作ってもらうのが最もコストも安いのだから、やはり自宅で食べる機会が圧倒的に多くなり、それで十分に満足しているので、わざわざ唐揚げ屋で買うほどのものかという気がするのだ。たぶん、本場とされる大分に行っても、感想は同じだろうと思う。大分に人だって、毎日のように外で買ってきて食べているわけでもないだろう。

そもそも、この手の1商品だけで販売している店なんて競合が増えたら淘汰されるのは当たり前だし、その商材自体が何度も日常的に購入するほどの生活必需品でもない限りは、ブームのようなものが過ぎ去ったら商材として無効になるのも当然だ。ここでは唐揚げの話になっているが、僕の自宅の周辺でもいっときは馬鹿みたいに出店のブームになっていた、高級食パンの店なんかも、すっかり全て無くなってしまった。かようにして、こんなことは大昔から繰り返されてきたことなのであって、別に珍しいことでもないだろう。駄菓子屋とか貸本屋は殆ど無くなってしまったし、最近では閉店が増えているトレンドとして、たぶんパチンコ屋がある。もう若い人はパチンコにお金をつぎ込むよりも、スマートフォンのゲームでガチャにハマっている人の方が多いと思う。

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