Scribble at 2022-02-06 10:03:23 Last modified: unmodified

いまのところ、自宅でジャズやらアシッド・ジャズを聴いているときのデバイスとして、音質が良い順番に並べるとすると、MacBook Pro、iPhone SE 2nd、Surface Pro、Windows デスクトップ、そして最後に Android だ。残念ながら、SHARP AQUOS zero 2 (SHV47) の音質は20年以上も前の(連れが使ってた)IBM Aptiva に付属していたスピーカーにすら劣る。他のスマートフォンとしての機能やパフォーマンスには全く不足や不満を感じないのだが、音質だけは酷い。もちろん、それでも自宅で仕事をしているときに BGM として Matt Berry だとか The Brand New Heavies を聴いているのは、この Android スマートフォンである。理由としては、以前も書いたが、音楽を聴く価値は音質が第一ではないからだ。そして第二に、Poweramp を有料版でも使っているくらい、アプリケーションの操作性も重要なポイントだからである。正直なところ macOS や iOS のアプリケーションはディレクトリ構造がマカーのような幼児向けに隠蔽されていたり奇妙な仕方で変形されていて、UNIX としてのまともなディレクトリ構造として扱うのが非常に難しい。たいていのアプリケーションはファイルの保存場所を探したり決定するのにルートへ上がれないサンドバッグの中で動くため、他のアプリケーションと(それこそ Finder とすら)ファイルをやりとりするのに、iCloud しか経由する方法がないんじゃないかと思うほどだ。この面倒臭さが致命的である。

そういうわけで、音質だけで言えば SHV47 の次に機種変更するなら確実に iPhone だと思うのだが、このファイル管理というコンピュータの運用にとって基本的かつ重要な点で、Apple 製品は僕らのように macOS (iOS) を UNIX として、あるいは Android を Linux として使いたいという人間にとって、使い勝手が悪すぎるのだ。もちろん、どちらにしても jailbreak なり root を取りたい動機はあるが、これをやると故障時に交換してもらえないなどのリスクがあるため、僕は一度も試したことすらない。

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