Scribble at 2023-06-07 07:56:57 Last modified: unmodified
実は引用している記事の内容そのものはどうでもいい。僕がここで話題にしたいのは、上で引用したような「言う」という表記を僕は注意深く避ける傾向があるということである。自分でも正確な動機や理由は分からないのだが、第一に漢語と和語のバランス、そして漢字表記と仮名表記のバランスが気になるからだと思う。ただし、「言う」つまり発言したり何事かを主張するという動作に着目している場合は、
「こう言うことが正しいと僕は思う。」
のように書くだろう。しかし、
「こういうことに僕は慣れていない。」
のような、「いう」に発言とか主張という強い意味合いがない場合は、漢字を避けているわけである。また、僕の感覚として、前者は「こう述べる」と言い換えてもいいが、後者は「こう述べる」と言い換えられない。前者は口に出して発言するという特定の動作を正しいと言っているのに対して、後者は発言するという特定の動作に慣れていないと言っているわけではないからだ。