Scribble at 2024-09-21 21:15:45 Last modified: 2024-09-22 15:33:03

さきほど報道でスリランカの大統領選挙が紹介されていた。なんでも、コロナ禍で観光客が減ったことによる影響から外貨が不足し、事実上のディフォールトに陥ったらしい。IMF からの資金提供を受けて、緊縮財政や増税などで対応するとのことだが、これは今後の日本でも参考にするべき話ではないか。

そもそも、僕は「観光立国」というコンセプトは国の政策として間違っていると思う。なぜなら、観光なんてものは周辺諸国の政情が安定しており、自然災害が少なくて、観光客を受け入れるだけの文化的な許容度が大きいという幾つもの条件が必要であるばかりか、本質的に観光というのは「水商売」であるという避けられないリスクがあるからだ。こんなものを国の財政を支える原資として期待するのは、はっきり言えば無能な経済官僚の発想である。もちろん、現代はどこの国であろうと自国の資源と内需だけで経済システムを維持することはできない。どこの国であろうと、必ず不足するリソースがある。ロシアですら武器が足りなくてロケット坊やの国から大量に提供を受けているし、アメリカでも実は才能あるエンジニアが不足しているからこそ中国やインドからの留学生が活躍できるのだ。しかし、そうは言っても食料や原材料やエネルギーを他国に頼り切っているのはリスクが大きい。しかるに可能な限り国内でまかなえる食料などは、やはり一定の保護を目的として、「自由経済ファシスト」どもには毅然として対抗していく必要がある。そもそも、アメリカなんて江戸時代のペリー提督の頃から「自由の押し売り」をしてきたゴロツキ国家であって、何度も繰り返している話だが、あんな国の社会科学なんて本だけは膨大に出版されているが、内容は取るに足らない。たとえば社会学なんて、いまだにドイツのルーマンやハーバマスらを超えるような水準の成果が全く出ていない。声高に詳細な数理解析を応用した「複雑系社会科学」という打ち上げ花火のような本ばかり盛大に出版業界に放つけれど、結局は何の具体的なインパクトもないのが現状だ。

そんなわけで、我が国でも京都の寺や宮崎アニメ、それからエロ漫画にエロアニメに AV にエロゲーに風俗産業という「コンテンツ」で観光立国を叫んでいるわけだが、こんなものはすべて水商売でしかない。いま述べた観光立国の最低条件ですら、(1) 仮想敵国三つに囲まれており、(2) 夥しい自然災害が頻発し、(3) 実は国民の許容度なんて大して高くもないというのが実情であろう。観光客の相手をしているのは、それこそ観光業の人々だけであって、われわれ一般市民は観光客なんて単に無視しているだけだ。誰もウェルカムなんて思っていないし、彼らがわれわれを食わせてくれると期待もしていない。特にここ大阪では、爆買いやカジノなんて知ったことかという気分だ。チンピラみたいな中国人や東南アジア人、いや白人ですらたいていはチンピラみたいなのが、僕らの勤めている堂島や中之島界隈をウロウロしていたり、電動スクーターで赤信号の横断歩道や交差点に堂々と侵入してくる。

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