Scribble at 2024-10-29 18:28:13 Last modified: 2024-10-29 18:38:11
「若者はパソコンを持っていないし、パソコンスキルが低い」「デジタルネイティブ世代と言われるが、実際は若者はITに詳しくない」といった点を問題視する場合、本当に問題なのは「若者がパソコンを触らない」ことではなく「スマホが中心となった社会なのに、IT知識の学習はパソコンが前提である」ことなのかもしれません。
それってあなたの感想ですよね。
・・・まぁ、こんな個人のブログに毛が生えたようなていどの、メディアを名乗る実績や資格があるのかどうかも定かでないカスみたいなサイトの記事をわれわれが取り上げても、しょせんはスライムにイオナズンを唱えるようなものなのだが、無意味なものは即座に無へと戻すのが摂理というものだ。
「スマホが中心」っていうのは、結局のところが自分がインフラやサービスや IT 企業の側じゃなくて完全にユーザや消費者の側にいて、GAFAM から便利なサービスや商品をお溢れのようにねだってる乞食ってことじゃん。どう考えてもスマートフォンでシステム開発や学術研究はできないし、そんなことをするエンジニアや学者はいない。
僕がネット・ベンチャーの distinguished な技術と知識と経験と実績を誇る部長として、愚かな連中が使う「デジタル・ネイティブ」なんていう言葉を嘲笑しているのは、この言葉がインチキだからだ。つまり、(日本の)若者は消費者の側にいればよいという、テクノロジーを支配する側の仕掛けてるインチキ社会分析用語であることに気づかない、未熟な IT ジャーナリストや社会学者のリテラシーを、僕は揶揄しているのだ。実際、僕は会社で若手が発言している状況でも、それからオンラインの投稿内容でも、彼ら二十代以下の若者が自分たち自身を「デジタル・ネイティブ」だなんて語ったり自覚している様子を見たことなど一度もない。若者こそ、賢明にも自分たちがそういう言葉で括られることに違和感を覚えているのだろう。僕は、スマートフォンをいじくり回すスキルなんかよりも、そういう彼ら自身の自意識とマスコミのレッテル貼りとのあいだに違和感を覚える能力のほうが、人として大切だと思う。そして、「デジタル・ネイティブ」なんて言葉を振り回して若者を分析したり言い当てたつもりになっている、IT どころか社会科学の分析においても無知無教養なマスコミや自称メディアのライター風情なんかよりも、大多数の若者のほうが賢明であると思う。