Scribble at 2025-09-08 09:57:27 Last modified: 2025-09-08 11:13:24
歯ブラシの毛先が開いたり、長く使用した歯ブラシでは、新しいものより汚れ落ちが悪くなります。
歯ブラシは1ヶ月に1本を目安に取り替えましょう。
もともと歯ブラシというのは歯や歯茎に押し付けるように使うものではなく、ブラシの毛先を軽く当てるていどで狭い範囲を丁寧に掃除することが効果的だとされている。なので、歯ブラシの製造元や歯科医の解説や意見を簡単にウェブ・コンテンツとして知って参考にできるようになってからは、(1) やわらかい毛先で、(2) ヘッドが小さい歯ブラシを選ぶようになった。そういうわけで「シュミテクト」の「やわらかめ」を愛用しているのだが、最近は観光客がやわらかい毛先の歯ブラシを買い占めていくらしく、ドラッグ・ストアや量販店やホーム・センターでも品切れで手に入りにくい。
オーバー・ツーリズムとまでは言わないし、そうとなればアマゾンで注文するだけで解決するのだが、こういうものをアマゾンで買うのはどうかという気がする。たかだか200円の品物を、Amazon Prime の会員であるがゆえに送料なしで送ってもらうのだから、これはどう考えても人的エネルギーの浪費ではないか。たいていの近くで売っているものは、自分で足を向けられる限りは自分で買いに行けというのが基本であり、重量がありすぎる商品を買う場合とか、手に入りにくい商品を買うとか、あるいは病気や障害あるいはブラック企業で時間が吸い取られている人でもない限り、EC サービスを使うなんて腑抜けもいいところだと思う。そんなの、都内の田舎者やガチの田舎者はコマーシャルなどで騙されているのだろうけど、ファッショナブルでクールな生活でもなんでもなく、知的な意味で退廃した人生でしかない。
ともあれ、そういう歯ブラシを使って磨くわけだが、上記のとおりメーカーのサイトや歯ブラシのパッケージには一ヶ月を目処に買い替えることが推奨されている。必ずしも一ヶ月を超えると急激に何かのリスクが増大するというわけでもないが、推奨されている目安の期間を超えて極端に長いあいだ使うのはどうかと思う。これを「節約」などと称して、何か狡猾でクレバーなサバイバル人生を送っているかのような自意識をもつ人もいるようだが、実際には磨き方で不十分となって歯周病のリスクを高めてしまい、実際には歯周病を原因とする色々な病気に罹患して医療費が余計にかかったりするわけだ。歯ブラシを半年ごとに買い替えている人は、年間で10本ぶん、つまり1本が200円だとして年間に2,000円を節約していると思っているのだろうが、それで歯周病やそれに関連する病気、脳梗塞や糖尿病にすら関係があると言われているのだが、そうした疾患にかかるリスクが増えるのだから、いざ罹患したら手術や薬代が何十万円もかかるわけで、歯ブラシを節約した金額なんて吹き飛んでしまう。しかも、そういう病気は一つだけ起きるとは限らないのだから、一つのこと、つまりこまめに歯ブラシを取り替えて丁寧に磨くだけで複数の深刻な結果を抑制できるのだから、どちらを選ぶのが健全であるかは明白であろう(もちろん、「歯を磨けば脳梗塞にならない」などと非科学的なことを言っているわけではない)。
同じことは、僕もこれまで推奨されているよりも長く使っていた点眼薬(目薬)にも言える。点眼薬も、原則は1ヶ月を目安にして買い替えることが推奨されていて、これは一般論として薬というものが「なまもの」であることを理解すれば足りるであろう。無機物であろうと酸化したり、あるいは容器の口から入る空気に含まれる雑菌などで、必ず変質したり汚染されていくのだ。したがって、点眼薬は使うこと自体が薬の効能を悪化させる原因にもなっているわけで、これは避けられないリスクであるとは言え、その限界はある。これは僕らが専門としている企業の情報セキュリティや個人情報の保護というマネジメントでも同じことが言える。個人情報の取り扱い事故を防ぐ最善の手立ては、もちろん個人情報を不用意に取得して扱ったり保管し続けないことに尽きるのだが(これは冗談ではなく、プライバシーマークの審査員も頻繁に口にすることだ)事業で取得せざるをえないというリスクを許容したうえで、従業員のマイナンバーを預かったりするのだ。したがって、点眼薬と同じく、マイナンバーも事業の用に必要な限度を超えて扱うべきではなく、一定の期限がきたら破棄することが望ましい(マイナンバーの場合は、もちろん社員が退職したら、その人物が転職するに際して行政機関への届け出などでマイナンバーを必要とする状況でなくなれば、さっさと関連する書類を破棄したりデータを削除するべきである。冷酷な話に見えるとは思うが、退職した社員のプライバシーに関わる事実は全て抹消し、具体的にこれこれこういう人物が自社にいたという事実など抹消することが「管理業務上の実務的な正しさ」というものである)。
ということで、歯ブラシだけでなく点眼薬についても1ヶ月を目安に交換することが推奨されていて、これも僕は子供の頃に目薬を1年近くも使い続けていたような気がする。まだ織田裕二の「キターーーーーーー!」なんてコマーシャルはなかった1980年代の前半であるから、8ビット時代のコンピュータを使ったり、あるいは中学生なりに勉強するなどの事情で目が霞むのに点眼していただけで、頻繁に使っていたわけではないから、使用期限に頓着していなければ使い続けられると思ってしまうのも仕方ない。しかし、現在は眼科医に処方してもらった点眼薬を使っていて、1ヶ月分が3個である(二種類の点眼薬を使っているので、毎月の診察が済むと合計で6個の容器を処方箋薬局から受け取る)。つまり、1ヶ月どころか約10日くらいの期間ごとに点眼薬を取り替えていて、1日に5回か6回は点眼していても、半分くらいの容量は残ったまま交換している。実際には、これで適切な使用の範囲なのであるから、点眼薬がフレッシュであればあるほど良いということが分かるであろう。