Scribble at 2023-03-08 16:43:01 Last modified: 2023-03-08 23:04:31

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後に公開する予定のページで使うかもしれないが、ラザリングについて少し書いておく。どれくらいの分量でシェービング・アイテムを使うのかという話は、もちろん「ランニング・コスト」の話に直結するわけで、無駄なことをして出費が増えると企業経営だろうと家計だろうと破綻するコストが増える。髭剃りは、恐らく誰でも何十年とやることなのだから、無駄が蓄積していくと相当な金額にもなろう。ストレート・レイザーや安全剃刀での髭剃りは贅沢の一つではあろうと思うが、不必要に出費するのは単なる無知や無能の所業である。どのみち贅沢するなら、効果的で意義のある贅沢を楽しむべきだ。

というわけで、上記のような具合でシェービング・ソープを使っている。ここ最近になって入手した PRORASO のシェービング・クリーム(アマゾンでは「敏感肌用」と書いているが、赤系は「乾燥肌用」である)だ。それからボウルはアサヒ興洋の「WAYOWAN」というブランドの丼である。直径が 14.3 cm の樹脂製で、落としても割れないし、上は耐熱温度が140度まである。で、先にも書いたように、まず僕は電気ポットから湯を大匙で一杯ていど入れる。水分が少なすぎると泡の量も少なくて硬くなってしまうのだが、逆に水分が多すぎると泡が粗くなって消えやすくなるようである。意外に少ない水分で十分だと分かった (1)。

次に、シェービング・クリームを入れる。チューブに貼り付けられている日本語のラベル(国内で正規輸入元となっているらしい Upper House による)には「適量」としか書いていないが、ちゃんと箱に最初の行から "spremi 2cm di sapone"(2cm だけ押し出す)と印刷してあるわけなので、僕も 2cm だけ出している。もちろん測っているわけではなく、真横に持って静かに押し出すと、だいたい 1cm ほど出たら自然とクリームが自重で落ちるのである。よって、そういうやり方で2回ほど落とせばいい (2)。

そうしてボウルの中で勢いよくかき混ぜると、たちまち泡が出来上がる。ブラシは anbbas という中国メーカーの2,000円くらいで売っているものだ。実は有名な Semogue とか Omega のブラシでも、安いものは2,000円くらいで買えるのだが、とにかく送料が同じくらいかかるので、仕方ない。既に10回くらい使っているが、アマゾンのレビューで書かれているような異臭もないし、毛が特に硬いとも思わない。たぶん敏感な肌の方にとってはキツい品質なのかもしれない。ともあれ、これで攪拌する。シェービング・クリームは、固形のシェービング・ソープのように溶かす工程がないだけ、出来上がりが早い。おおよそ20秒から30秒も攪拌すれば、写真のように立派な泡となる (3)。

最後に (4) が残った泡である。殆ど減ってないじゃないかと訝しく思うかもしれないが、これでも WTG/XTG/ATG の3パスで十分に顔へ塗布して使った結果である。それでも、これだけ残ってしまうのだ。もちろん、僕は髭を伸ばしていないので、顔に塗っても髭に取られる泡の分量が少なくて済むという理由はあろう。残った泡は、もちろん顔の残りの部分に塗って顔全体を洗うのに使ったり、最後に手を洗うのに使ったりする。

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