Scribble at 2025-11-06 11:23:15 Last modified: 2025-11-06 11:29:02
ここ最近は、毎週の水曜日と土曜日に父親が住む実家へ行っている。大阪環状線を利用するのだが、今年に入ってから時間帯の区別なく、たいてい列車が遅延している。やれ乗客と接触しただの、乗客が線路に降りただの、列車の点検だの、信号の故障だのと、色々な理由なり事情で数分から数十分の遅延があって、場合によっては列車の到着を待たずに磁気カードの「入場ステータス」を駅員にキャンセルしてもらい、駅から出て大阪環状線の高架下を何駅ぶんか歩いていたりする。これでは、いつ列車が到着するのか駅員も知らないという海外の運行管理を笑ってはいられない。
そして、これは列車の乗降ルールを知らない観光客によって引き起こされたオーバー・ツーリズムという原因もあるにはあるのだろうが、それだけではなく、そもそも鉄道会社が車両の整備員や線路の保守担当者や駅員を減らしているからではないのかという疑いもある。僕らが中高生くらいまでの、つまりは JR が国鉄だった時代には(国鉄が JR になったのは、僕が高校を卒業した翌年の1988年である)、駅のプラットフォームに駅員が必ずいたものだ。
もちろん、いまでも監視カメラでプラットフォームの状況は見ているのだろうが、犯罪心理学が教えるように、実は監視カメラだけでは犯罪を抑止する効果は低いのである(もちろん、ここでは犯罪だけの話をしているわけではなく、スマホを線路に落とした人物が線路に降りるような事例も含めてのことなのだが)。だって、カメラが割り込み乗客に注意したり、カメラが「駅員さーん!」と叫ぶわけではないからだ。カメラは、事が起きた後の証拠になるデータを記録しているだけにすぎず、カメラ自体に人の行為を抑止する効果が殆どないことは、罪を犯そうというくらいの覚悟をして計画を立てるくらいの人間なら誰でも分かるだろうし、その道のプロなら最初から知ってる事実だ。そして、旅は恥のかきすてなどと思っている、帰国するまでに捕まらなければなんだってやるような連中にしてみれば、監視カメラなんて屁でもないだろう。いや、純粋日本人様ですら似たようなものだろう。