Scribble at 2026-05-16 13:31:55 Last modified: 2026-05-16 13:42:41
masterpiece, best quality, score_8, safe, <lora:anima-turbo-lora-v0.1:0.7> no humans, a simple black circle on the center of white simple background
Anima というベース・モデルが話題になっている。これは SDXL などとは異なる手法でトレーニングされたオープン・ウェイトであり、アニメを専門に描写できるとのことだが、いつものように著作権上の懸念がある現実のアニメ作品や漫画作品やイラストレーション作品などは無視して、ひとまず単純な図形を描いて性能を検証している。
僕がよくやるのは、上のようなプロンプトで非常にシンプルな図形を描かせてみることだ。実際にやってみると、上のような画像を 1/20 くらいの確率で出してくる。だが、大半は "a simple black circle" ではなく、花だったり、白抜きの輪だったり、あるいは円が描かれたキャンバスをウサギが持ち抱えているイラストだったりして、要するに「捻りすぎ」の結果が多い。これは、Anima が Qwen 3 のような自然文(キーワードをカンマで列挙するスタイルではなく、ごく普通の文章)に対応しているテキスト・エンコーダを採用しているからだろう。そういうテキスト・エンコーダは文脈や脈絡を適当に設定して描いてしまうので(従来のキーワードしか扱わないテキスト・エンコーダは単純に無視して描かない)、逆にプロンプトに詳細な内容を記述して指定してやらないといけない。
とは言え、これまで FLUX.2 Klein などを使ってきた経験で言うと、自然文で詳細に設定するとプロンプトに従って描いてはくれるのだが、はっきり言って「条件を単に満たしているだけの、しょーもない絵」しか出てこなくなるので、あまりにも巨大なファイル・サイズで高性能なモデルというのは、やはり正確に描写することが目的のプロ・ユースなのであり、適当に描いてくれた方がいい、絵心のない素人が使うには手に余るという結論だ。なので、Anima はアニメの絵しか出てこないようだし、使い続けるつもりはないが、いずれにしてもホーム・ユースでアマチュアがイラストを作るだけなら SDXL ていどの性能で十分だと思う。あとは、特に描きたい対象や背景があれば LoRA を作ればいいわけで、巨大なモデルに任せる必要はない。