Scribble at 2026-05-16 10:14:21 Last modified: unmodified

爪のメンテナンスについては、以前も少し書いたように、僕は10年くらい前から爪やすりをメインの道具にしている。あまりにも爪が伸びているときは、爪切りで大雑把に切ることもあるが、そういうのは爪の手入れを放置していたときなので、月に1回もない。たいていは、数日おきに爪やすりで手入れしている。

そして、このようなノウハウや経験あるいは皮膚科やグルーミングやエステなどで知られている知識などを、とりわけ男性向けに解説しているサイトというのは、実は殆どない。いまや韓国コスメの影響で、若い男性の一部には化粧する人がいるわけだが、彼らのニーズに対応して増えているオンラインの情報は、その大多数が化粧と脱毛くらいのものである。もちろん、その事情は分からなくもない。どちらも美容外科・美容皮膚科で対応する施術が可能だし、メンテナンスには色々なアイテムを買い続ける必要があるので、要するに「ガキをうまく唆して小銭を巻き上げる」という、BOP ビジネスと同じ手法が使えるからだ。(ちなみに、「整形」という言葉が二重瞼や豊胸などを連想させるので、僕らが子供の頃は女優が中学生の頃の写真とあまりにも違うときに「整形手術」とか「整形外科」などという言葉を使っていたのだが、これは間違いだ。整形外科は骨や筋肉といった運動器官を扱うので、骨折などの処置を指している。また「形成外科」という似た言葉もあるが、これは火傷やアザや腫瘍に対応する施術のことなので、どちらにしても僕らが想像するような施術とは異なる。)

もちろん、既にネイル・サロンというエステのジャンルがあるのは周知のことだから、女性にとっては今さら爪のメンテナンスの話題を目新しく始めるなんて奇妙に思えるだろう。しかし、男性にとっては爪のメンテナンスをわざわざ語ることは、率直に言って目新しいことだし、まだ(大きく儲かる商売にならない話題なので)普及していないわけである。だが、判で押したような優男がアニメや映画の中で爪を研いでいるシーンがときどきあるように、昔から男性でも爪をやすりでメンテナンスする人はいたわけである。まぁ、そういうステレオタイプが示唆するように、その多くは「女好きの遊び人」ということなのかもしれないが、もちろん爪のメンテナンスは自分自身の生活に適した指先の機能や状態を保つためにやることであって、女の子の肌を触るためだけにやるのではない。

といったことがあるので、検索してみれば分かるように、男性の爪のメンテナンスについて書かれたページの大半が雑で、しかも皮膚科学どころか単純な物理学や材料工学の知識すらなくて出鱈目な解説を書いている現状には不満がある(エステ関連のコタツ記事野郎に多いのが、エステは自然科学の知識がなくてもホストていどの口八丁なら書けると思ってる馬鹿が多いことだ。実際には、道具を扱うのであるから、簡単な物理や物性の知識は必要だ。もちろん、僕のようにイケメンである必要はない)。ということで、「まともな」コンテンツから恩恵を受けてきた一人として、同じように「まともな」コンテンツとして利用してもらえる情報をウェブに展開する意義を感じているので、何か書いておこうと思うわけである。

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