Scribble at 2024-09-27 08:52:28 Last modified: unmodified
秋のキノコ狩りシーズンの到来を控え、北海道が毒キノコへの注意を呼びかけている。北海道内では例年、10月に毒キノコによる食中毒が多く発生しており、昨年は死者も出た。北海道は毒キノコを見分けるためのハンドブックを作成し、参考にするよう求めている。
これらの「俗説」を、そもそも知らなかったよ。これは危ない。なぜなら、他人がどういう俗説を信じ込んでいるのか、表面的にはなかなか分からないということだからだ。僕らが学識として弁えていることだけに限らず、単純に興味がないことについても、色々とおかしな偏見や俗説を信じている人がいるということなのだから、自分に興味がないから「些事」であり、他人も詳しくは知らないだろうし、何らかの特定の俗説など知らないだろうという前提は成り立たないわけである。
でも、だからといって自分自身が何の興味もないことに俗説が出回っていないかどうかまで、いちいちサーベイするわけにはいかない。もちろん、僕らのような俗世間的に「物知り」だの「碩学」だのと思われている哲学者であってもだ。言っておくが、われわれ哲学者は「東大クイズ王」とは違う。他人に物知りだと感心してもらうためにあれやこれやを知っているわけではなく、知る必要があることをあれこれと調べたり学んだ結果としてこうなっているだけである。したがって、関心がないことは調べないし、当たり前だがキノコの俗説を知っていようがいまいが哲学的には単なる些事でしかない。いや、些事どころか哲学的な重要性で言えば、よく言っているように「ゼロ演算」(ゼロを足したり引いているだけ)である。