Scribble at 2023-05-25 19:03:24 Last modified: 2023-05-25 19:10:13

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Milady Standard Barbering, 6th edition, ISBN 9781305100558, provides a comprehensive foundation of barbering. Featuring instruction from industry stars, this book is a required text for most barbering programs. This text is a great companion for our Online Barbering State Board practice test.

Milady Standard Barbering

もちろん髭剃りについて詳しく調べているからといって、僕は理容師になるつもりはない。だが、理容師が学ぶシェーヴィングやスキン・ケアの知識なり技能は、自分で髭を剃ったり顔をメンテナンスするためには役立つと思っていて、それゆえ公益社団法人日本理容美容教育センターさんから理容師の養成機関で採用されている教科書を取り寄せたりしている。

さて、アメリカで理容師つまりは barber として barbershop を開くためには、もちろんだが資格が必要だ。アメリカの場合は州ごとに資格が定められていて、州どうしで資格の transfer ができる。そして、資格を得るための前提条件としては、資格保有者の店で2,000時間くらい働いた経験だとか、あるいは理容師養成学校などで同じ程度の時間だけ研修を受けるといった要件があり、更に州ごとに資格を管轄している Board が運営する State Board Exam という資格試験をパスする必要がある。感染症や衛生関連の法令、あるいは皮膚科学などといった基礎医学や法律学の知識も問われるため、ただの TOEIC 的な英語力しかない人は、語彙が5万くらい(アメリカの大学生レベル)あっても、まず受からないと思った方がいいだろう。

そのような試験への対策として、ほぼアメリカでは定番あるいは基本書と見做されているのが、Milady(英語の古臭い言い方で "my lady" の意味。男性だと "my lord" から "Milord" と言う)のテキストだ。2017年に出た第6版が最新版であり、約850ページの大著である。もちろん髭剃りとは関係のない内容も多いのだが、髭剃りについて参考になる解説や記述が多い。なお、日本の理容師養成機関で使われているテキストも、個々のテキストは分冊になっているから薄いだけであって、合計すれば相当なページ数になる。

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