Scribble at 2026-02-16 08:22:01 Last modified: 2026-02-16 08:40:21

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船場センタービルについて調べていた8年位前、ちょうど実母が亡くなった頃なのだが、当時は船場センタービルを調べていたという理由だけではなく、そもそも運動不足の解消として自宅と会社を徒歩で往復していて、南久宝寺通も僕にとってスタンダードな通勤コースの一部であった。出勤するときは、南久宝寺通を御堂筋と交差するところまで西進して、そこから真っすぐ北へ進んで堂島の会社へ行っていたものだった。

上のテナント・ビルも、その途中で何度も前を通っていて、よく覚えている。なんでこのビルの話を質得るのかというと、SRA の関西事業所が入居しているというからだ。さきほどメール・クライアントを調べているときに、もちろん Sylpheed も候補として見つけた都合で調べると、Sylpheed の開発者は国内でも老舗のベンダーである SRA に雇用されて、それなりに安定した状況で開発を続けているという。ただし、ウィキペディアの記事は20年前の出来事を書いて終わっているため、いまはどうなのか分からない(リポジトリが GitHub に移っているし、そもそも Sylpheed のサブドメインだけ残して sraoss.jp というサイトがなくなっている)。景気が悪くなれば、半世紀続いたスポーツの社内クラブでも廃止するのが企業というものであり、本質的に企業は良い悪いはともかく金儲けのためだけに存在し、そうあるべきだとも思う。社会正義を掲げる企業なんて、僕は哲学者としても、それから保守の思想家としても、あまりに胡散臭くて逆に関わりたくない。

したがって、オープン・ソースのソフトウェア開発をサポートするにしろ、それはそんなことへ投資する余剰のキャッシュがあり、そして会社の「持ち主」である株主からの疑念を抱かれない限りでやれることにすぎないわけである。もちろん、そうして開発が続いていることを非難したり冷笑したいわけではない。企業が金儲けのためにあるとは言え、そのために(たとえばブランディングなど)有効であれば CSR にも関わればいいし、ダイバーシティとやらにもコミットしてよいはずだ。ただし、日本人の「ダイバーシティ」なんて、せいぜいインド人を雇うみたいな話でしかなく、本気度は低い。本当にやる気であれば、それこそ前科者だとか、イスラームとか、上野千鶴子とか、明らかに社内の色々な環境を撹乱する人々を雇わなくてはいけない。

で、Sylpheed だが、やはり開発体制の継続性には疑問の余地が多いし、メーリング・リストのアーカイブを見ると分かることだが、どう見ても殆ど使われていないアプリケーションだと思う。国内のユーザーを推計する資料などないだろうが、正直に言えば数百人くらいのオーダーだろう。

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