Scribble at 2020-03-10 11:04:13 Last modified: 2022-10-02 22:34:58

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全ての歯がブリッジか差し歯になっている人間が言うのも変だが、いまさらながら歯磨きは大切な習慣である。いまでは昼食の後にも歯を磨くようになったが、それまでは朝も歯を磨いていなかったので、改めて色々と調べながら効果的な習慣を身に着けたいと思っている。

その中でも、たまたま平成28年度前期(第94作)の NHK 朝の連続小説(いわゆる「朝ドラ」)だった『とと姉ちゃん』を観ていて参考になったシーンがある。このドラマは『暮しの手帖』という雑誌の出版社を立ち上げた人々の話なのだが、消費財や家電製品などを自分たちで使ってテストした結果をレポートするという、企業にとっては頭の痛いことをやっていたようだ(いまでもやっているのかは知らない)。その第119話に、歯ブラシの耐久度を測るというエピソードがあって、歯の各部位を8回ずつ磨くという試験手順が紹介されていた。これを観て、1本ずつ丁寧に磨く方が確実に磨けるということを理解した。

歯ブラシを使っているとき、歯が当たっていそうな幅を単位として磨いている気になっていると、上記の図で示したように歯ブラシの毛が歯の並び方に対して正しい角度で当たっておらず、したがって一部の磨き方が不十分となる可能性がある。どういう角度が最適なのかは分かり難いが、歯ブラシの毛の幅で1本の歯を磨くという体裁で磨くようにすると、歯の奥から手前までで1本の歯を幾つかの角度から磨くことになるので、磨き残しが少なくなるというわけである。つまり、実際には1本の歯の幅は歯ブラシの毛が並ぶ幅よりも短いので、歯の1本分の幅だけずらしながら磨くということは、その歯に当たっている毛の周りにある毛で他の歯を違う角度から磨いていることにもなるのだ。上記の図だと、歯ブラシを前後に動かして磨くと、自分では歯を2,3本は磨いている感覚なので、歯ブラシを2,3本ほど横にズラして磨き続けることになりやすいのだが、これでは十分に毛が当たっていない歯の磨き残しができやすい。1本ずつ歯ブラシを動かすと、仮に歯ブラシと歯が平行になっていなくても、実際に磨いている歯ではなく、その前後の歯に毛が当たることで磨き残しを防いでいるということになる。

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