Scribble at 2023-07-20 11:26:48 Last modified: 2023-07-20 11:53:20
この指摘は正しいと思う。おおよそ、天気予報などで騒いでいるデータの大半は都市部で観測された気温をもとにしている。そして都市部の気温というものは、人が密集して無用にエアコンや自動販売機など、逆に廃熱をたくさん発生させる機器を長時間にわたって使うことで、ヒート・アイランド現象を起こした結果の気温なのであるから、これはつまりマッチポンプである。自分たちで気温を上昇させるようなことをしておいて、「暑い、異常気象だ」と喚いているにすぎない。もちろん、エアコンを使うようになるきっかけは暑さなのだから、気温が上がっていることがそもそもの原因であろうと言う人はいるだろう。でも、会社でもよくあるように、いまどき営業マンが外回りから帰ってくるなんてシーンがあるわけでもないのに、室内のエアコンをすべて稼働させて温度を26度とかに設定しているドあほうが社会には数多くいる。26度なんて設定は、その温度まで下げていくために何度の冷たい風をエアコンから出しているかも理解せずに(室内を26度にするために26度の風を出してるなんて考える馬鹿は、中卒でもいまい)、逆に風邪を引いてしまうような風を室内に流しているのだ。そういう、不必要に予防的な過剰反応が全ての元凶なのである。
確かに、このところ熱中症の患者が増えているせいで、予防的に少しでも暑くなったらエアコンを使おうと報道番組でも叫んでいるが、実際のところ熱中症の本当の原因は気温や湿度ではなく、人間の無知無教養であると思う。暑い時期に何の準備もせずに子供を連れ出して「精神を鍛える」などというクズみたいな、それこそ日本人の伝統でも強みでもないイカサマな精神論を信じ続けている学校教員やクラブの顧問がたくさんいるし(われわれ保守とは違って、「右翼」などと言われたりする)、そういう状況で「汗をかくこと」が青春であり素晴らしいと思い込む、何かの漫画の読み過ぎとしか思えないマゾヒストもたくさんいる。熱中症の被害を減らすには、高齢者への注意も必要だが、こういう馬鹿を教育の現場から排除することも大切だ。