Scribble at 2020-12-31 02:10:50 Last modified: 2020-12-31 08:28:25
ウィキペディアの「日本人」という記事を眺めていると、「成人女性は通例として、成人男性より平均身長がほぼ8%低い[34]平均身長は男性女性ともに1978~1979年生まれ以降、日本人の平均身長が低くなっている。」という一文を見かけた。これは、まともな日本語の文章ではないのだが、なんでこんな文を放置しているのだろう。試しにソースを見てみると、なるほどインラインにこれだけややこしい記述をしていると、文節やら句をどこで分割しているのか、編集している当人が混乱するのだろう。こんな書式はやめたらいいのに。そもそも、この文の前は「平均身長は1940年代末ごろから伸びてきており、」と書かれているのに、男女差の話をしてから唐突に今度は平均身長が下がっていると書いているのも奇妙だ。
それはそうと、この一節が正しければ、僕や連れ合いがしばしば話題にしていることなのだが、最近の若者の身長が低くなったという観察は、実際にそうなのだということになる。会社でも、僕より背の高い人は一人いるかどうかであり、たいてい僕よりも 10 cm 以上は低い。僕が 181 cm なので、170 cm あるかないかという人がやたらと増えたように感じる。最近は虐めを避けるために目立たないようにするのが若者の処世術らしいが、まさか身長まで調整しているわけもなかろう。これは食生活や運動とかの問題なのかもしれない。
僕らが大学生の頃は、街で見かける高校生の身長が高くなってきているという印象があったのだけれど、現在は僕よりも身長の高い年下の人は滅多に見かけなくなった。僕よりも大きいのは、たいてい韓国などからの旅行者だ。あの、大阪環状線のプラットフォームなどで見かけていた、大勢の高身長の人々はどこへ言ってしまったのだろうか。急激に老化して腰が曲がって僕よりも身長が下がったのか。それとも、そういう人たちに限って新卒研修で山形や鹿児島に飛ばされたのだろうか。なんで大阪市内のあちらこちらで、僕が見かける周囲に高身長の人間が殆どいなくなったのだろう。