Scribble at 2026-07-30 17:08:38 Last modified: unmodified

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Anima is a 2 billion parameter text-to-image model created via a collaboration between CircleStone Labs and Comfy Org. It is focused mainly on anime concepts, characters, and styles, but is also capable of generating a wide variety of other non-photorealistic content. The model is designed for making illustrations and artistic images, and will not work well at realism.

circlestone-labs/Anima

SDXL の次にトレンドの中心となるかのように宣伝されているのが、この Anima というアーキテクチャーのモデルだ。ちなみに、僕はそうは思わない。理由は、Anima のセールス・ポイントから殆ど誰でも分かることだと思う。まず第一に、Anima(とにかく "Anime" とミス・タイプしやすいので困る)は開発元がそもそもアニメ専用のモデルであることを明言していて、僕のように photorealism な画像を精密に作りたいと願っているユーザにとっては乗り換える意味が全くないからだ。どれほど最新のテキスト・エンコーダに対応して自然文での制御が(とは言え、あるていどだが)できるとは言っても、モデルの開発において写実的なコンセプトをまるで学習していないのであれば、キーワードの羅列であれ自然文であれ、モデルの側に理解する能力がないのだから、テキスト・エンコーダの違いなど無意味である。

そして第二に、このモデルが ComfyUI との共同開発であり、ComfyUI での利用を前提に開発されているということだ。フロント・エンドを特定してモデルを開発するなんてことは、ふつうはありえない。もしそれを何らかの目的でわざとやっているというのであれば、たとえば ComfyUI が独自のライセンスで保護しているファイルを読み込まない限り、生成される画像の品質に限界があるといった制限を設けて、Forge など他のフロント・エンドのパフォーマンスに間接的な制約をかけて市場でのシェアを維持するといったセコいことをやる可能性はあろう。既に ComfyUI は営利企業であるから、原則として金のためなら何でもやるのがヒトである(そして、必ずしも非難するようなことでもない)。

他にも、実際に使ってみた感想として、プロンプトへの追従性が Illustrious XL のようなアニメ向けのモデルと比べて優れているとは思えないし、生成された画像の品質も(指が6本あるとか足が3本あるとか)さほど良いとは思えないからだ。とにかく個人のブログなどではやたらと「SDXL の次はこれ」みたいな話を書いているケースが多いけれど、いったいそこまで騒ぐほどのものか疑わしい。もしかすると、やはり特定の用途、つまりプロンプトだけで安定してアニメのキャラを出して、そして・・・早い話がエロ画像を出すという用途だけで盛り上がっているのかもしれない。もちろん、何を隠すこともなく、そういう用途が非常に多いのは事実であって、モデルやオープン・ウェイトのリリースではデファクト・スタンダードとされる Huggingface ですら、高性能なモデルのサンプル・システムはエロ画像の生成に使われていることが多いという指摘、警告、非難が発表されている。少なくとも、こういうサンプル・システムは提供しない方がいいと思うね。高性能なモデルの試験運用は、そもそもプロパーなら高性能なシステムを組んで運用しているだろうから、わざわざオンラインで試すような人はいないだろう(そもそも、自分たちの環境で試すのが正しいからだ)。

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