Scribble at 2022-09-13 18:59:25 Last modified: 2022-09-13 19:10:39

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昨日は使い始めて特に問題を感じなかった OMEN Vector Essential (HP) のマウスだが、翌日になって急に左クリックが殆どダブル・クリックとして動作するようになった。いくら中国製とは言っても、これは酷い。納品した瞬間に誤作動を始めるなんて、こんな精密な故障スケジュールで製造する方が皮肉にも「ハイテク」と言うべきだろう。ともかく、そうこうしている間にトリプル・クリックの挙動も始めたため、これはもう外れとしか言いようがなく、明日にでもヤマトさんに引き取ってもらって返品することとした。

調べてみると、USB のケーブルを HUB ではなくパソコンの本体に挿せとか、ドライバを入れなおせとか、そんなもん企業でヘルプデスクやってる技術者が確認せずにいるわけないだろうということは全てやってみたのだが、どれも駄目である。ちなみに、コントロール・パネルの「マウス」設定で、左右のクリックを入れ替えてみたら、これは右のボタンで正しく動作する。したがって、ドライバの問題などではなく物理的な故障としか思えない。

さて返品するのはいいとしても、そのあいだは再びミドル・ボタンが妖怪人間ベムのようにネチッこい状態となっているため、こちらも(自分で書いた記事を読みながら)再びマウスを分解して、ミドル・ボタンを掃除したり、ミドル・ボタンを両側から囲んでいる部材をヤスリで削ってみたりして、必要以上に引っ掛かりがないように手を入れてみた。もちろん綿棒で拭き掃除もやって、エア・ダスターで綺麗に汚れは吹き飛ばした。なお、改めてマウスの部品を組みなおすときに感じたのだが、やはり組み立てるときはマウスの先端部分で左右のどちらかの溝をはめ込むようにしないと、うまく組めないようになっている。かなり難しい。

とにかく、この話はマウスの分解について書いた記事につないで、後日談として色々と書き足せそうだから、すべて記事の方でも同じ話を追記・展開しておこう。もちろん、でたらめで粗悪なロットの商品を引き当てること自体は不幸なり統計の話でしかないのだが、よりにもよって僕という人間が引き当てるのは、どうしても僕自身の失敗としか思えない。なぜなら、アマゾンで投げ売りされている時点で、信頼性工学の素養も少しはあるのだから、故障率の高い古いロットの製品だったと予想できてもよかったからだ。実際、開けてみると取扱説明書では既に存在しないサポート・ソフトウェアを紹介していたのだから、製品ロットが古いという判断はすぐにできた筈である。

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