2019年10月16日に初出の投稿

Last modified: 2019-10-16

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By the end of this book, you will be familiar with the technology and will have learned how to enhance your HTML5 web application development using modern tools.

Varun Chopra, WebSocket Essentials - Building Apps with HTML5 WebSockets, Packt, 2015.

Firefox の WebSocket inspector を紹介する記事を読んでいて、そういえば WebSocket というのがあったと思い出した。これも話題としては10年くらい前からあるのだが、ブラウザのサポートやサーバ側の安定したプラットフォームが整っていないと効果を発揮しない(双方向の通信規格だから)し、最も大きな障害はこれを活用する JavaScript のコーダが殆どサーバの知識をもっていなかったという事情による。したがって、「フルスタック」と呼ばれる、フロント・エンドのコーディングやプログラミングとバック・エンドのサーバ構築やプログラミングとを担う人材が増えてきたことによって、ようやく何人も雇わずに実装できるようになったのだろう。

上記の本は4年前の発行だが、オライリーの概説書と同じ頃に出ていて、最も新しい概説書の一冊だ。つまり、この4年ほどは特に新しい本が出ていないし、出す必要もないと考えた方がいいのかもしれない。WebSocket はライブラリや実装ではなく通信規格なので、規格の設計に脆弱性やバグがない限りは、あとはアプリケーション設計や実装の問題でしかないからだ。そういう意味では大きな変更もなく使われているのだし、規格としては安定していると言ってよいと思う。なお、この本はプロの技術者なら第一章は読まなくてもいい。第二章から、request / response, polling, long-polling と WebSocket との比較を眺めて、WebSocket の全二重通信に対応する強力な仕様を理解すれば十分だろう。上記の画像は、第二章で紹介されている簡単な WebSocket 通信をテストするコードだ。

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