Scribble at 2022-07-14 09:24:16 Last modified: 2022-07-14 21:16:13

添付画像

Google Maps の代替を探していたのだが、結論として「ない」ということになる。いや、JavaScript とオリジナルのデータを組み合わせたら可能だが、オンラインの地図サービスでオリジナルの地図を作成してスクリーンショットを取得し流用するという方法は、どこのサービスもできない。地図の一部をスクリーンショットの画像として自由に使えるのは attribution 表記を付けた OpenStreetMap だけということになるわけだが、OSM はマーカーが全ユーザで共有されるため、要するに「鹿持雅澄関連地図」といったオリジナルの地図が実は作れない。いや、作ったとしても共通のマーカーのアイコンで見栄えを統一するというのができない(全ユーザで共有してる地図なのに、勝手にマーカーを自分の定義で使えない)。また、これは致命的だと思っているのだが、余計なテキスト表記を非表示にできない。これでは Google のような広告ベースの地図と何も変わらない。邪魔なものは、広告だろうと他の地図表記だろうと、目的をもって地図を使いたいユーザにとっては、一律に「邪魔」である。もちろん、API を使ってデータの表示方法を制御するという選択肢はあるが、さて学習コストに見合うだけの機能があるんだろうか。ウェブ・ページに埋め込むという手間がかかるなら、Goolge Maps API を使っても同じことだし、後者の API に習熟すると「仕事でつかえる(上場企業案件では OSM なんて絶対に使わない)」という大きな利点がある。

ということなので、自分のウェブサイトにオリジナルの編集内容でスクリーンショットを掲載できる地図データとか地図の編集サービスというのは、要するにこの宇宙に存在しないということがわかる。不可能なのだ。よって、地図を掲載して何か視覚的な解説をする場合は、手っ取り早く Google Maps の地図を埋め込むのが最強で簡単であり、皮肉なことにサービスとしても他に比べて事業継続性があろう。ただ、OSM の API について全く無視するというのも勿体ない話だし、鹿持雅澄関連地図でプロットする必要がある地図を作り終えてスクリーンショットだけ作成出来たら、元の地図を表示する事業継続性なんて実は知ったことかという気もする。元の地図データを JavaScript で制御する API の仕組みを学習するだけの効用はとりあえずあろう。

ひとまず、Leaflet で OpenStreetMap の朝倉付近(高知県高知市)を表示してスクリーンショットを撮ってみたのが上記の画像だ。これなら5分ていどでやれるのだが、さてマーカーを一つ一つ Google Maps から移植するという面倒臭い作業がある。

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