Scribble at 2025-02-21 14:18:14 Last modified: 2025-02-21 15:49:07

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連れ合いに教えてもらった Suno AI で、何曲か作ってみた。無料のユーザなので1日に作れる曲数にはクレジットの限度があるけど、なかなかいい感じだ。8曲ていどを作ってみた限りでは、プロンプトの正確な反映は難しいようで、instrumental は最初からトグル・スイッチで強制できるから勝手に歌い始めるようなことはないけれど、acoustic jazz を頼んでもヴァン・ヘイレンが加わったりする。あと、出力できる曲の長さは4分が限界らしく、4分まで生成された曲は途中でもカットされるようだ。逆に3秒で切れてしまう曲が生成されることもあるので、これは "extend" 機能で引き伸ばす必要がある。

freesound.org でもらってきた曲もいいのだが、あんまり長い曲がないのと、あそこって特定の人物が連続して何十曲もいちどに投稿したりするから、似たような曲ばかり聴かされるので困ることがある。

なお、Suno の利用規約では、非営利目的で曲を使う場合はクレジット付きで認められるとのことだ。有料のユーザだと、そもそも曲の所有権が Suno からユーザに移転するので、営利目的でも使える。社内の動画で BGM などに使うのは、YouTube で曲を配信してインプレッションを稼ぐのとは違って、直に曲でお金を儲けているわけではないから、非営利目的として解釈はできそうだ。オンラインで曲の利用について調べると、会社でやることはなんでもかんでも「商用利用」としておくのが無難だから、無料で公開されている曲でも研修の動画に使うのは止めたほうがいいなどと書いている場合もあるが、それは日本人が作った曲を日本の著作権法で考えているからであって、Suno の場合は日本の法律は関係ないし、そもそも生成された曲は Suno が著作権を持っていて、アメリカ人だろうと日本人だろうと他人が著作権をどういう言えるものではない。Suno がどう判断するかだけが大切なのである。しばしばクリエイターの多くに見られる錯覚として、著作権が自然権のように時代や国の区別なく普遍的に成立し保護される権利であるかのような前提で議論する場合があるけれど、権利なんてものは人が勝手に作った制度であり、法哲学も学んだことがある僕としては、そもそも自然権というコンセプトそれ自体が自己矛盾である。ヒトの社会や制度とは関係なしに、自然に権利などというものはない。

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