Scribble at 2023-01-09 10:44:35 Last modified: 2023-01-09 10:44:49

西洋剃刀(straight razor)、中でも "shavette"(シェヴェット)と呼ばれる替刃式の剃刀には色々なメーカーから多彩な商品が出ている。ちなみに、日本語で「安全剃刀」と言えば T 字剃刀のことだが、英語では "shavette" も "safety razor" と言うので注意したい。shavette の魅力の一つは替刃が色々なメーカーから出ていて、大半が互換性をもつので、違うメーカーから出ている替刃を使えるということだ。ただし、海外のサイトでも注意書きがあるとおり、フェザー安全剃刀から出ている「アーティストクラブ」というシリーズの剃刀は特殊な形状らしいので、剃刀本体も替刃も海外の shavette とは互換性がない。アーティストクラブの剃刀を長らく使っていながら、その融通のなさに限界があったと YouTube で嘆いている理容師もいる。僕のような素人には分からないレベルの違いなのかもしれないが、「アーティストクラブ」の剃刀は使ってみたいと思う反面で、その互換性のなさに躊躇してしまうところもある。僕は、プライバシーマークの実務家でもあるし、規格モノが好きなところがあるからだ。替刃の工夫や創造性は刃にこそあって、アタッチメントに独自仕様をもっているのは、単なる消費者の囲い込みというスケベ根性にすぎないと思う。

というわけで、先日も書いたように次の shavette を手に入れるなら(国内のメーカーは殆ど作ってないので)Parker や DOVO といった輸入品になる。そして、替刃は色々なところから出ているため、これも試していかないと自分に合ったものはなかなか分からない。色々あって使い分ける理容師とは違って、自分の髭を剃るだけなら、合ったものを見つけたら(加齢によって皮膚の肉厚とか顔の形状や髭の質が変わる可能性はあるけれど)愛用したい。

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