Scribble at 2026-02-05 15:38:07 Last modified: 2026-02-06 08:42:58

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AI is Killing B2B SaaS

AI なり AI エージェントのサービスが、既存の SaaS を圧倒しているという話は、よく聞く。そして、僕はこれは良いことだとは思う。だって、うちの会社にもひっきりなしに「御社の事業に最適なカスタムのアプリケーションを提供します」みたいな営業メールが山のようにくるけど、*ートレンド社みたいな口臭オヤジが営業にやってきたり、あるいはたいていの営業メールの中身は「おまえらをロック・インでシャブ漬けにしてやるぜ」みたいな鼻息の荒いプロトコルやテンプレでウンザリさせられる。おまえら、メールの書き方すら満足に勉強も工夫もしてないだろうと思わせるものがあって、こんなんでは生成 AI にオンライン営業ですら淘汰されるのは目に見えている。なので、自社で自分たちで必要な要件のもとでアプリケーションなりツールを作れるほうがいいに決まってるのだが、しかし特定のプラットフォームへ縛られるのも困る。なので、キントーンとかも縛りである点は変わらないのだから、彼らのサービスも淘汰される運命にあるのだろう。

ただ、会社の事業継続年数は平均で25年弱と言われていて、これはつまり新卒で入った人が定年まで安定して給料をもらえる会社なんて実はそう多くないということでもある。であれば、せいぜい25年ほどロック・インしていることで生じるリスクを気にするくらいなら、SaaS 側がそれなりにサービスを安定して提供してくれている限りは、動くのだから使い続けようという発想になる企業が多いという実情も分かる。たいていの企業は中小零細であり、ロック・インの影響を10年単位で考えるような余裕はなく、せいぜい来年くらいまでしか考えられないだろう。自由経済社会とはそういうものであって、企業経営そのものが博打であるという本質(もともと「株式会社」とは、そういう投機的な事業だった)からして、長期的なリスクを考慮してどうこうという視点は、多くの経営者にあるまいし、それがいけないことだと言いうるとは限らない。

したがって、いま起きている SaaS から AI エージェントへの移行というトレンドは、あるていどは今後も続くであろうから、SaaS の市場は縮小する筈であるが、決して消滅することはないだろうと思う。実際、よくわかんない会社がセコい SaaS を色々と提供してるけど、なんだかんだ言っても事業継続できてるからねぇ。なんであんな、専門学校の学生で半年くらいで開発できるようなサービスだけ提供して、会社が何年も経営できているのか、かなり不思議な会社が多い。

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