Scribble at 2020-10-07 19:30:07 Last modified: unmodified

XXX.co.jp. IN TXT ” v=spf1 +ip4:192.168.10.1 –all”

この例をもとに、各項目の意味を見ていきましょう。

SPFレコードの書き方とは?記述例を総まとめ

外注さんが DNS を管理しているドメインで、上記のページを見ながら SPF を設定しても「不正な設定項目」として拒否されるという相談を受けた。どうやら上記の TXT レコードの値をコピペして IP アドレスだけ書き換えたらしい。僕も一見すると何が悪いのか分からなかったのだが、上記の文字列をカーソルでたどると、意味もなく半角スペースが2個も入ってる点で疑問に思ってから調べてみたら、何が悪いのか分かった。

上記の "–all" は、"-all" ではない。つまり、ハイフェン(&#45、わざと末尾のセミコロンは省略する)ではなく、短いダッシュ(&#8211 or "en dash")だ。これでは通らない。この事例でもわかるように、ウェブ・ページへ記号を記述するときに、どういうわけか形の似ている別の記号へ置き換えてしまう編集ソフトがあるのだろう。それなら単純にユニコードへ変換してくれる方がいいと思うのだが。なんにしても、これだけではなくコードやコマンドの事例についても、そのままコピーして使えるという保証はない。場合によっては素人がコピペして流用するのを抑制するために、見た目は連続した文字列に見えても、正しい文字どうしの間へ幅がゼロとなるスペースや、スタイルシートで幅を最小限にしたデタラメな文字列を挿入している人もいたりする。

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