2018年01月31日に初出の投稿

Last modified: 2018-01-31

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情報通信ネットワーク 改訂版(遠藤靖典、コロナ社、2010)

以前、通信工学やネットワーク理論のよい教科書がないか物色している話をした際に、岩下基さんの『情報通信工学』(共立出版, 2012)が良さそうだと書いたのだが、もちろんこの本は取り上げている項目が多岐にわたるだけあって一つ一つの解説が少ない。特に数学的な説明が少なくて「ホンマかいな」という気がしていたのだが、さきほど帰宅する途中でジュンク堂に立ち寄って通信工学の棚を眺めていたら、上記の本を見つけた。こちらは、著者も冒頭でわざわざ、数学を抜きにしては正確に理解できないと強調しているとおり、積極的に数学として展開している。しばしば、工学だけでなく数学の教科書ですら、公式や結果の定理だけを本文の中に放り出して事足れりとしている場合があるので、丁寧に展開しながら解説してもらえるとありがたい。

通信工学の教科書も色々とあるのだが、やはり IT の基礎の議論を知りたいので、LAN やインターネットを扱っていないものは困るし、またトラヒック理論、符号化、ネットワーク・トポロジーの基礎に触れていないものは不十分だと思う。(そういうレベルのものを読むくらいならブルーバックスを読むのと大差ないので、ネットワーク技術者の資格試験で使うテキストの方がマシだ。)

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