Scribble at 2022-05-31 15:40:55 Last modified: 2022-06-01 13:49:09

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Scale of skills in the development

システム開発にかかわる、特にプログラミングのスキルについて、時系列でまとめてみた。プロフィールのサイトで公開している。ちなみに、MD と PHILSCI.INFO の "About" ページは、どちらもプロフィールのサイトへまとめなおしているところだ。それぞれのサイトに、サイトを運営している脈絡や動機や目的に応じたプロフィールを掲載してもいいのだが、どのみち俺は俺だしペルソナを区別したり使い分けているわけでもない。MD でものを書いていようと(科学)哲学者であることに変わりはないし、PHILSCI.INFO で書いているときにシステム開発のことを脇へ置いたり無視する理由などない。したがって、双方のサイトを使い分けているのは文字通り趣味の問題でしかないのだ。

ひとまずスケールの基準として、プログラミング言語のスキルを(設計やコーディングだけではなく、他社が納品したコードを検査する知識という点でも)仕事として使ったかどうかで、おおむね大別してある。したがって、BASIC やアセンブラ言語で仕事はしてないから、中学から高校にかけて4年くらいはまじめに勉強したり使っていたわけだが(東大阪市の遺跡情報を管理する簡単なデータベースを開発したこともある。ただしプログラムとデータをセットでカセット・テープに保存するため、情報が増えてくるとプログラムも一緒に別のカセット・テープにコピーしないといけなかった)、アマチュアとしか言いようがない。

逆に、Python は使ったのが非常に短いあいだの試験的なウェブサイトだけだったのだが(10年以上も前だから書くが、某テレビ局の案件で携帯から楽曲を検索できるように NTT DATA のデータベースにアクセスして結果を返すというモバイル・サイト)、仕事で実装したので Professional の扱いとしてある。それ以降は、Python 3 が出たときに何冊かのテキストを読んだていどで、趣味としてすらコーディングはしなかったから、線は敢えて描いていない。逆に、C 言語は今でもコードを読むことがあるため、自分で書いていなくてもアマチュアのレベルとして「使っている」という意味で線を伸ばしてある。

Erlang は関西の Re:Creators というウェブ制作業者が集まる団体のブログで解説の記事をいくつか書いたが、ウェブ制作の仕事で使うような言語とは思えなかったし、いまでもそう思うので、もう O'Reilly のテキストも売ってしまおうと思う。アームストロングも死んじゃったしなぁ。

なお、1985年から10年以上にわたって空白があるのは、もちろん僕自身にとっての「欠落」ではなく、ワープロしか使っていなかったからだ。でも、テレビ局の台本とか関西電力学園のテキストとかアラヤ工業の組合冊子とか、富士通 OASYS の業務用機種を使うプロのキー・パンチャーとして10年くらい従事していたから、キーボードを使ったデバイスとの付き合いは中学時代から途切れなく続いている(もちろん、たとえ NICOLA 配列であっても、キーボードというインターフェイスを信頼したり最高の入力機器だなんて全く思っていないが)。

こうして見ると皮肉なことだが、ふだんは使われ方について盛大にDISっている JavaScript の経験がプロとして最も長いのだ。こういう事実からもわかるように、僕は JavaScript という言語について文句を書いているわけではなく、それを使おうとする人々の動機や思考について「愚劣」だと言っている。そして、少なくとも15年を超える実務経験をもつ者として、そういうことを言う資格くらいはあるだろうというわけだ。

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