Scribble at 2024-10-23 08:40:17 Last modified: 2024-10-23 23:59:00

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iOS や iPadOS に標準で搭載されている「天気」とかいう一般名詞のふざけた(いや、ふざけたというよりも「傲慢」と言ったほうがいいか)アプリケーションだが、色々な情報を見られて便利ではあるから、もう tenki.jp とかウェザーニュースのアプリケーションなんて使ってないし、ブラウザのブックマークにすら入っていないわけだけど、この「天気」を使っていて一つだけ困るのが、この地図の見辛さだ。なんでこんな、陸地も海洋も真っ白の表示がディフォールトになっていて、しかもカスタマイズや変更すらできないのか。

そして更に、熱心な信者が多いのか、ウェブを検索してみても誰もこれを指摘していない。誰一人として、この真っ白な地図を陸地と海洋の区別が付かないと書いていないらしい。試しに Claude に質問してみると、(1) 気象情報(雨雲や気温など)を主役として見せるため、背景の地図をあえてシンプルにしている可能性があります。複雑な地形表現があると、天気情報の視認性が下がる可能性があります、(2) コントラストを抑えることで、色覚特性の異なるユーザーでも気象情報を読み取りやすくしている可能性があります、(3) 地形の詳細な表現を省くことで、マップデータのサイズを抑えられます、(4) iOS全体で採用されているミニマルなデザインの方針に従っている可能性があります、という。これはこれで理解はできる理由だ。でも、それに続けて(確かめてみると実例としての根拠は示せないようだが)「確かに海岸線のコントラストが低いため地形が分かりづらい、という指摘は妥当だと思います。実際、多くのユーザーが同様の不便さを感じているようです」と推論するていどに、僕の意見も無茶な話ではないと判断されているようだ。

そらそうだろう。いかにデータ量やアクセシビリティという大義があろうと、アクセシビリティをユーザビリティに無条件で優先させてよい理屈などないからだ。なぜなら、地図のコントラストを変更できる機能を実装するだけで、ユーザビリティとアクセシビリティを両立できるのが真のテクノロジーとかイノベーションとかクリエーティブというものだからである。アクセシビリティとユーザビリティを、単なる身体障害者とガキの好みのトレード・オフや対立であるかのような出鱈目の theme-setting にもとづいて、こんな仕様を実装されても困る。

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