Scribble at 2022-08-25 11:27:43 Last modified: 2022-08-26 00:10:58

添付画像

もしもの時に備えて、パソコンや外付けドライブなどのデバイスに保存した大切なファイルを Dropbox Backup で自動的にバックアップできるようにしておきましょう。ファイルの復元も簡単です。

Dropbox Backup

外付け HDD を自動でバックアップできるという "Dropbox Backup" というサービスがリリースされたのは、多くの方がご承知かと思う。個人では、バックアップだけの機能なら月額で(月払い)750円からサービスを受けられるし、通常の Dropbox を組み合わせたプランだと Professional プランが月額で2,400円からある。僕は会社で Dropbox Business Advanced というプランを契約してもらっているから、もともと Dropbox Backup は機能として入っているのだけれど、結論から言えば使っていない。

なお、これは使っていない理由とは関係ないが、注意として書いておくと、ビジネス版のプランで Dropbox Backup を使う場合は、チーム(会社契約するときの単位をこう呼ぶ)の管理権限をもつユーザに、管理画面で Dropbox Backup を有効にしてもらう必要がある。最初からチームのユーザが自由に使えるわけではないのだ。恐らく、その理由としてはバックアップできる外付け HDD の台数が契約アカウント数を上限としているからだろう。つまり、チームとして20アカウントを契約していれば、誰が何台の外付け HDD をバックアップしようと、その上限はチーム全体で20までとなっている。だから、あらかじめそれを全社に伝えたうえで、各人が勝手に自分のバックアップしたい外付け HDD を無暗に幾らでも接続しては困ると注意しておくか、別の決裁手段で許可制にでもしないといけないだろう。(ただし、バックアップし終わった外付け HDD を「解除」すると、Dropbox 側にファイルは残ったままにできるので、単にクラウド側へバックアップすることだけが目的なのであれば、バックアップし終わった外付け HDD を解除すれば何台でもファイルを Dropbox に転送できそうな気はするのだが、そこまで甘い仕様かどうかは不明だ。)

さて、Dropbox Backup を使っていない理由を書くと、話は単純だ。使おうにも使えないからである。

Dropbox.com にブラウザでアクセスして左のサイドバーに Dropbox Backup というメニューがあって、なにやら初期画面が出てくる。ここで「Dropbox Backup をお試しください」というボタンをクリックすると、画面が遷移して「Dropbox を開く(Dropbox を開いて開始する)」というボタンだけのページが出てくる。そして、そのボタンをクリックすると、僕がローカル・マシンで Dropbox の同期対象として設定しているフォルダが Explorer で開く。それだけだ。そして、ブラウザのページは「Dropbox をダウンロード(ご利用を開始するには Dropbox をダウンロードしてください)」というページに切り替わるだけである。馬鹿を言うな。既に通常の Dropbox の機能は動いているのだから、Dropbox のインストーラなんて不要だろう。そして、実はこれ以上の何も起きない。Dropbox Backup に関わる具体的な初期設定とか、外付け HDD を指定するためのダイアログ・ボックスとか、そんなものは出てこない。当たり前だ。Windows で動いている Dropbox の常駐アプリケーションは、既に何カ月も前から「デスクトップ版」と呼ばれる専用の画面(サイドバーが付いた、Explorer 風の専用アプリケーション)が起動しなくなっている。そんなものはとっくに Windows 版にはないのだ。(この専用アプリケーションがあった頃は、Dropbox の基本設定に、Dropbox フォルダを専用アプリケーションで開くか Explorer で開くかを選択する設定があったのだ。)

よって、Dropbox Backup は設定できない。導入できないものを使えと言われても困る。

  1. もっと新しいノート <<
  2. >> もっと古いノート

冒頭に戻る


※ 以下の SNS 共有ボタンは JavaScript を使っておらず、ボタンを押すまでは SNS サイトと全く通信しません。

Twitter Facebook