Scribble at 2020-08-18 07:23:39 Last modified: 2020-08-18 12:07:41

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そろそろ PHP 8 の解説書が近刊案内に出てこないものかと思って見に行くのだが、そういや昔から日本のアマゾンって、「洋書」→「Computers & Technology」→「Programming」→「Language & Tools」と進んでから探すのだけど、上記の左に示したとおりプログラミング言語の一覧に「PHP」がないんだよね。これ昔からずっと変わらないのだけど(いまだに「DHTML」なんて項目があるのだから!)、アマゾンはメニューを最適化したりアップデートする必要を感じていないのか、それとも敢えて何かの意図があるのか不明だ。アメリカのジャーナリスト諸君には、会議でベゾスがどういうスローガンを口にしたなんて取材ばかりしてないで、消費者にとって有用な取材もしてもらいたいものだね。

ちなみに PHP 8 の近刊としては Apress から出るようだが、あいかわらずサブ・タイトルに CSS だの何のとフロント・エンドに組み合わせるらしい。プログラミング言語として独立した本を書く人間はアメリカにいないのか。この手の本だとだいたい 1/3 くらいがスタイルシートや JavaScript の解説で水増ししてあり、PHP 8 は殆ど差分の説明しかなかったりするものだ。こんなものは、われわれプロが読むものではない。それこそ、こんな本を 5,000 円近くも出して買うくらいなら、php.net に掲載される差分の解説を読むほうが、早いし、正確だし、無料であり、まともな知性がある大人として選択の余地などない。まぁ逆に言えば PHP 8 には書籍としてわざわざ出版するほどの新しい特徴が、PHP 7 と比較して殆どないという話でもあろう。

ついでに本家の Amazon.com を見に行くと、僕は Amazon.com は1年に1度すらアクセスしないのでユーザビリティ云々を語る以前に全く使い勝手がわからないのだが、おおよそ同じようなサイトだろうと思ってアクセスすると、上記のとおり最上層のメニューからして日本と全く違う。恐らくこの様子だと、僕の英語の理解力から言って、最上層に「書籍」というメニューが存在しないように見受ける。"Kindle e-readers & books" は「Kindle と Kindle 本」という意味であって(つまり "Kindle" は名詞の形容詞的用法として使われている)、ここに書籍はない。あたりをつけて探してみると、どうやら "Amazon Physical Stores" の中に "Amazon Books" があり、これだけだと Amazon がオンデマンドで提供している自費出版のように思えるが、Amazon Books のページをスクロールしていくと "Browse more products online" というエリアに "Books" というメニューがあって、初めて書籍のトップページにたどり着いた。そんなに物理的な書籍を販売するのが嫌で、Kindle 本だけを売りたいのか。これでは嫌がらせに近い。

試しに Amazon.com で数学の本(Pure mathematics / Logic)を見たが、相変わらずこちらでもクズみたいな分類をしている。なんでロジックのカテゴリーに、こんな大量の数独の本があるのか。あと、こっちにも例の「手帳スパム」がいるな。

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