Scribble at 2026-04-02 18:54:02 Last modified: 2026-04-02 18:55:33

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『理科年表 2026』(国立天文台/編、丸善出版、2025)

昨年の暮れに出版された『理科年表』だ。創刊100年ということだが、特集記事が中にあるわけでもなく、せいぜい創刊100年を伝える帯がついているていどだ。しかし、そういう淡々として本来の仕事に専心するところが評価されて100年を数えているのであろう。些末で刹那的なだけの広告やイベントなどをやったところで、そんなものにつられてやってくる人間が『理科年表』の記載内容に興味を持つわけがない。

それにしても、もちろん中高生の頃も『理科年表』は買っていて、恐らく何年間かは毎年のように買っていた記憶があるけれど、いつごろから買い始めていつごろに買うのをやめたのだったか、全く覚えていない。それでも、物理・化学・天文・気象・生物・地学(環境のような項目は、40年前は無かったように思う)という、医学や数学を除く理数系の学科の多くをカバーする基本的な定数や知識の宝庫といってよく、新しい版を手に入れてから暫く眺めるのが習慣だった。今回も久しぶりに手にして、そして「机上版」を買えばよかったかもと思うのが時間の流れを感じさせるわけだが、なにほどか高揚感がある。もちろん、創刊した当時のスタッフは一人も生存していないと思うから、それだけ堅実に仕事として継承されてきたのであろうという感慨も覚える。

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