Scribble at 2025-11-24 14:38:32 Last modified: 2025-11-24 14:41:00

どこの新聞だったかは忘れたのだが、最近の中国との外交関係が悪化している一件に関連して、パンダの貸し出しが停止されることが懸念されるという記事が出ていた。そもそも生き物を外交の道具に使うなら、こちらからパンダの貸し出しなんて願い下げにするのが妥当な態度というものだろう。そして、僕は動物愛護の団体を支持しているわけでもないが、そもそも外交関係が良かろうと悪かろうと、動物を遠方の地へ送り出して貸し借りすること自体が不道徳な行いに思える。パンダの実物を観たいなら中国へ行けばいいのであって、そのお金や時間がない人々を、たかだかパンダが観たいというだけで政府や自治体がサポートするなんてことは、福祉でもなければ文化的な活動とも言えず、単なる遊興・娯楽を行政が手助けするという人倫に反した政策でしかあるまい。

もちろん、僕の連れ合いもパンダが大好きだし、パンダが好きな人に何か文句を言っているわけでもないし、パンダの縫いぐるみを買ったり動物園へ見に行くことが愚行や堕落だと言っているわけでもない。でも、少なくともはっきりしていることとして、パンダを見に行くことは、文化的な生活を送る権利の不可欠な一部とは言えまいというだけである。

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